リアクション・モード(11)習慣自体が意志を持つ
また一ヶ月空いてしまった...
言い訳はすまい(苦笑)
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良質な生活習慣を、「続けてないと気持ち悪い」までもっていくにはどうすればよいか?
その答えは、続ければいいのです。
...本当は「以上。」で話終わらせたいんですけど...
何回か前に、自分自身を「経営」していくために、生活習慣を片腕(副社長)として育てなければならない、という話を書きましたが、そういうことなんです。
ただ続けるだけじゃなくて、育てる。
赤ん坊と同じで、最初は何もかもこちらでやってあげないといけないのですが、そのうちに生活習慣そのものが意志をもってくる、ということです。
生活習慣を「続けてないと気持ち悪い」状態というのは、生活習慣が意志を持ち、そして自立した状態ということになります。
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ところで...私はそうでしたが、赤ちゃんが産まれる前から、お腹の中にいるときから、赤ちゃんと不断の会話を続けますよね?
相手の反応がなくとも。相手が見えなくとも。
言語による反応がなくとも、我々(親)は、相手から何かを感じ取ることができます。
生活習慣を育てる過程は子育てと似ています。
仮に...たとえですが赤ちゃんがおぎゃあと生まれた瞬間が、とある生活習慣を始めた日だとして...
その前に、「胎動」の時期があるんです。生活習慣にも。
開始する前の不安とか、やり方を考えるとか、そういうの諸々含めて。
胎動の時期のアプローチが上手であれば、生活習慣は続きます。逆にその時期がてきとうであれば、生活習慣は続きません。
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生活習慣が意志を持ったとしても、それは人間にたとえればまだ青年期ぐらいなので、まだまだ、手をかける必要はあります。
まだまだ、ブラッシュUPの余地はある。
そして、完全に任せることはできない。「諫める」こともある。
生活習慣が暴走するのはよくあることです。悪い習慣ならわかりやすいですよね。飲酒喫煙やギャンブル等は心身を崩壊させます。
同じように良質な生活習慣であっても心身に悪影響を与えることがあります。ありがちな例としては自分にとってちょっと無理なペース、無理な距離でジョギングを続けていたら膝を悪くしたとか...
こういうケースでは、まず身体から「ギブ!」のサインは出ています。必ず。にも関わらず、生活習慣を統率しなければならない自分自身が生活習慣のプチ暴走を止められなくなっているためにそういう悲劇が起こります。
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あともうひとつ、ありがちなのは、「続けなきゃ(ならない)!」が強くなりすぎるケースです。
つまり、その行為を続けていることが苦しい。
苦しいにも関わらず、生活習慣というのはヘタに転がり始めてしまうと、苦しくとも続けてしまえるものなのです。
それも一種の「プチ暴走」です。
苦しいからといって「すぐに止めてしまえる人ばかりではない」ということ。マジメな人ほど義務感に駆られて、苦しくとも続けてしまいます。
生活習慣の暴走を放置するのではなく、「不断の対話」により、コントロールしていく必要があります。
生活習慣はおそらく生涯メンテナンスしていくものなのでしょう。完成はない。
そして人間と同じで、完璧は無理。そういう前提で、生活習慣を自分の片腕として育てていきましょう。
育てるという気持ちを持っていれば、自然と、継続していけると思いますよ。
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ところで、すっかり(私の得意な)生活習慣のことばかりになってしまいましたが、本題である「リアクション・モード」についておぼえていらっしゃいますか?(笑)
次回、そろそろ(いいかげん)「リアクション・モード」の終章にします。