リアクション・モード(6)人生の師匠
自分のパートナー(片腕)を育てていくというあたりについて...
ちょっと補足です。
「リアクション・モード」からかけ離れてきたけど(汗)どこかで強引に戻します(苦笑)。
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20歳すぎたら自分のパートナー(生活習慣)を育てていったほうがいい、と書いたのですが、人生の師匠について書くのを忘れていました。
「自分経営」においては遅くとも30代前半ぐらいまでに自分でパートナーを選ぶべきだと思っているのですが、そのあたりまでに良き師匠に巡り合えると、素晴らしい人生になるようです。
「なるようです」と書いたのは、自分は師匠を見つけられなかったので、よくわからないからです。
このIT業界ではまったく!尊敬できる方はいらっしゃいませんでしたよ(涙)。
いや、たとえば超絶スキルもってる方とかは多数いました。でも人間的に尊敬できるかといえば、どうかと(苦笑)。
あくまで私の場合は、ってことですからね(笑)
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人生が好転するのはあくまで良い師匠に恵まれた場合であり、そして自分自身がしっかりしている必要もあるので、師匠がいればいいってもんでもありません。
自分が良い師匠だと思っていても、結果的にそうでない場合も多々あるでしょう。たとえば依存関係を許容してくれる師匠は、自分にとっては良い方にうつるでしょうが、たぶんダメダメなのでしょうね。
なので、師匠がいなくとも特に問題はありません。なぜならば、本というツールで歴史上の大人物や、同時代を生きている著名人に私淑すればよいのです。
ある意味そのほうが間違いないかも(笑)
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自分経営において、直接的な師匠を経営陣におくとすると、まぁ「代表権のある会長」ってことになるのでしょうね。
師匠は自分(社長)より上ですからね。
世の中の企業においては、会長がしゃしゃり出ず、かつうまく激務の社長をサポートして会社に好影響を与えるケースも多々あります。
もちろんうまくいかないケースも多々あります
いずれにせよもっとも重要なのは社長(自分)のこころ持ち。たとえ会長であろうとコントロールを奪われないことです。
たとえば、30歳を過ぎてもずっと、師匠に盲従の人生って、どうなんでしょうね。昔の徒弟制度ではそういうのがよくあったようですが...
今の時代にはそぐわないのではないでしょうか。
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で、本で私淑するケースですが...
歴史上の大人物とか、現世の著名人であることがほとんどであり、直接的にかかわっていないので、会長や副社長に据えることはできません。
ではどのような位置づけか?
すっごくありがちな話で、歴史上、あるいは現世の偉人の言動に瞬間的に影響されることは多々ありますよね。
偉人は毎日●●を欠かさなかった、とかね。あるいは偉人の座右の銘とか、枚挙にいとまがないです。
「私淑する」とは、イコール、それを自分の生活習慣に落とし込むということです。
言い方を変えると、自分の生活習慣に落とし込み、自分の血肉にしなければまったく意味がありません。
ですのでおすすめとしては、偉人の言動をつまみ食いする(笑)のではなく、1人、多くとも2人に絞り、自伝や著書の類も名著と呼ばれる1、2冊に絞り、とことん完コピすることです。
一生読み続けるということです。そうしないと血肉になりません。
いや、趣味としていろんな方の本を読むのはまったく問題ないんですよ。でもそれは「私淑」ではないし、どちらかといえば人生に潤いを与える「娯楽」にカテゴライズされるものです。
とある著名人の波乱万丈の人生を本で読むのと、SFアクションの映画を観て楽しむのとは同じ位相にあります。