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健康について第56回 おさらいと、明るい未来のために。

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 お世話になります。龍澤と申します。

 「食について」は小休止ということで、今までのまとめを書きます。

 まとめれば、私の申し上げていることはシンプルだと思います。

 大前提は、「我々が健康になる目的はすべて働くためである」ということです。

 ただ、一般的な見地で健康であるだけではダメで、若い人たちに交じって歳をとっても働き続ける(雇用される、あるいは仕事を受注する)ためには、我々はますます生産性を上げてゆかなければなりません。そのための、IT業界なりの手法を考え続けています。

 不健康なままで生産性を上げる手法は、年齢を重ねるごとになくなってゆきます。健康であることは当然、大前提になってきます。

 生産性を上げるということは、我々は基本的に頭脳労働者でありますから、脳が最大限に働くような施策を、自分に対して打っていかなければなりません。施策を打つということは、(自分に対して)投資するということです。ターゲットは、今よりも、20年後です。20年後も(脳が)老け込まないためにはどうしたらよいかを今から考えておく必要があります。

 健康でかつ、生産性が上がれば、非常に単純な図式ですが出世したり、給料が上がったりする可能性が高まりますね。それは、大変ハッピーなことです。仕事がハッピーになれば当然、人生そのものがハッピーになっていきます。

 そして、ずっと健康でずっと生産性高くキープできていれば、何歳になっても仕事の引き合いはあります。死ぬ直前まで働いていることができます(おそらく全盛期よりサラリーは下がりますが、年金とあわせればなんとかなるでしょう)。

 死ぬ直前まで働くことができたら、それはもっともハッピーな人生に違いない、という前提でこれを書いています。ですので、いわゆる「ハッピーリタイヤ」を最高の幸せと考えている方々とは、ちょっと話が合わないかもしれませんね。

 ですが、おそらくハッピーリタイヤを考えている方も、老後に毎日ぼーっとしているのが理想と考えているわけではなくて、現役の時代にできなかったことを思う存分やりたい、と考えているのだと思います。

 「仕事」を広義に解釈したときに、多くの方が老後に打ち込みたいと考えていることが「仕事」である可能性はけっこうあります(広義の意味での仕事とは「人の役に立つ」ために「行動する」ことであって、サラリーをいただくかどうかは必ずしも必須ではありません)。

 現時点では、多くのビジネスマンが、リタイヤすることがハッピーというすりこみがされているような気がしてなりません。でも、そんなことは決してなくて、何歳になっても働けること、そして、働くことで周りに感謝されること、というのは健康的に長生きするための必須条件なのです。

 仮に、定年制度などでサラリーマンのリタイヤを余儀なくされたとしても、健康で生産性の高い人間を世の中はほおっておきません。ので、運悪く再雇用されなければ自分で開業すればよいだけの話です。

 よくも悪くもこの国は、人材不足時代に突入しておりますので、言い方を変えれば、スキルを保持したまま一定の年齢に達したから退役、というのはもはや「許されない」のです。どの世代も総動員してこの国を支えていかなければならない時代に、なってきます。

 なので、これからの時代、もっと語弊のある言い方をすれば、スキルを保持したまま一定の年齢に達しつつある方は、老後に働き続けることを見据えて、モチベーションおよび健康状態を維持する義務が発生します。(「定年」=燃え尽き、にならないように)

 それは、徴兵制のようなものです(笑 もちろん、冗談ですよ)。60歳を超えたら全員健康診断と適性検査を受け、経歴書を提出して、「赤紙」を待たなければならない(笑)。どこに再就職するかは当局(笑)が決めます、とか。もちろん、本人の希望もある程度は考慮されるべきですが…

 その「徴兵」を回避したい(老後、働きたくない)のであれば健康を害していればよいだけの話ですので。

 残念ながら、今までは歳をとってからの再就職となると明るいイメージがありませんが(「シルバー人材で単調作業」といったような画一的な)我々の世代が年寄りと呼ばれる頃には、シニアでバリバリとシステム・エンジニアリングの仕事に携われる環境に、きっとなっています。根拠は乏しいですが、確信めいた予感があります。

 なぜなら、未来にはITは今よりももっと、コアな社会インフラになっているに違いないからです。そして(これは良くない予測ですが)、ITのインフラは、ますます巨大かつ複雑化し、エンドユーザーからはますますブラックボックス化してゆくはずですので、エンジニアが活躍できる余地はますます拡がってゆきます。そして、ますます複雑な(レベルの高い)仕事が要求されることになります。

 よく考えれば、システム・エンジニアリングの仕事は腕力は不要なので、年齢で不利になることはないはずですよね。歳をとっても脳さえバリバリで、生産性を高いレベルでキープしていれば、「スキル」だったり「人脈」だったり「交渉能力」だったり、いろいろなものがすでに備わっているのですから、若い人たちにトータルで負けることはありません。

 健全に働いて、健康になる。健康になれば、さらにバリバリ働ける。ますます世の中から必要とされる。この正のスパイラルを死ぬ直前まで続けられたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

 そのためには、ある程度自分で仕事を選べる立場になるところまで、自身のレベルを上げていかなければなりません。今が受け身の仕事であれば、何歳になっても同じです。マインドを変えていくのも必要ですね。

 読んでいただき、ありがとうございました。

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