言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

エンジニアとしての信念はありますか?

»

新年なので、言葉をかけて信念をテーマにコラムを書いてみました。仕事をしているとプロ意識を押し付けられ、「信念もって仕事に打ち込んでます!」という姿勢を求められます。率直なところ、エンジニアはあくまでお金を稼ぐ手段で、儲かるならエンジニアじゃなくてもいいと思っている人が大半ではないでしょうか。こういう人たちは「信念が無い」と揶揄されます。

仕事においては、信念 イコール プロ意識 と言っても差し支えないでしょう。ただ、プロ意識ってなんでしょうか。お金への執着でしょうか。仕事に対する真摯さでしょうか。社会における役割の自負でしょうか。もし、プロ意識 イコール お金への執着と考えると、儲かるならエンジニアじゃなくてもいいと思っている人も、信念を持って仕事をしていることにできます。

こういう視点で信念について話をすると、話がどんどん広がっていきます。ただ、普段からこういう話をしたがる人はあまりいません。なので、お酒の席で話を広げたいときのネタの一つとして、信念をテーマに話題を考えてストックしておくといいかもしれません。こういう話題が大好きな人はけっこういます。ただ、酒に酔わないと話せない信念などいかがなものかとは思いますが。

信念にはいろいろな形があります。一見、仕事に無関心な人でも「ここだけは譲れない!」という信念をもっていることもあります。また、偉い人(笑)たちが持っている「自分のメンツを守る!」という迷惑な信念もあります。なので、個人的には信念があることが偉いとも思いません。大事なのは信念がどういう行動に繋がっていくかです。信念と行動と結果は一つの流れとして繋がっています。

エンジニアとして信念を持つことのメリットは、モチベーションが維持しやすいことかと思います。また、技術に対して意識が向くので技術も向上しやすくなります。何もたいそうな信念を打ち立てる必要はありません。ちょっとした信念が大きく行動を変えることもあります。とりあえず、自分が気に入りそうな信念を一つもっておくと、エンジニアとして張り合いがでてくるのではないでしょうか。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する