言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

働くのもいいが休息も大事にして欲しい

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大量のデータを捌いていていると、気付かないうちに体力をもっていかれます。二十代なら気合いでカバーできますが、三十代になってくるとキツくなってきます。そんなことで最近、体力というのも限られたリソースだと痛感しています。弱音を吐く気はないですが、疲れると本当に頭が働かなくなるのが分かります。目に見えてケアレスミスが多くなるので、疲れている状態で重要な作業をやるのは避けたいものです。

体力と言うと、重いものを持ったり全力で走ったときに消耗するものという感覚があるようですが、椅子に座ってパソコンを操作するのにも体力は要ります。ただし、運動したときとは別の疲れ方をします。自分がどういう状態なのかは、意識的に観察しないとなかなか気づけません。自分のコンディションを見極めることができない人は、自分の能力を余すことなく発揮することは難しいです。重要な局面を目の前にして、ベストな状態で挑んでいるでしょうか。

自分に割り振られたタスクに対して責任感が強い人はたくさんいます。しかし、どうやってそれを実現するかを話すと、だいたいが突っ走ることしか考えていません。最短最速を狙うのはいいですが、ペース配分を無視してプランを立ててはいないでしょうか。問題解決にしても、「やらない」や「断る」という手段を抜かしがちです。ブレーキ無しでアクセルだけで車を運転するような仕事の進め方をしている人が、なんと多いことでしょうか。

「そんなことを言っても、仕事が楽しいから頑張っているんだ」という方もいるかもしれません。しかし、疲れというのはあるラインを越えると快感になるようです。ランナーズ・ハイに似た状態です。楽しかろうとフラフラな状態です。一時的には成果を出せても、継続的にやると大幅に効率が落ちます。実質的にはお酒を飲みながら仕事をしているのと大差はありません。楽しいから無制限という感覚でお酒を飲むと身体を壊します。仕事も同じようなものです。

最大の成果を上げるには、緊張と弛緩のバランスが大事です。休むべきときはしっかり休みましょう。休むというのは、怠けることではなく蓄えることです。新しい技術を勉強するにしても、仕事中に張り詰めながら勉強するより、プライベートでリラックスして行う方が効率が良いです。休まないということは、蓄えがないのと同じです。休めないというのは、借金生活をしているようなものです。だから、頑張るだけで仕事が上手く進むことがないのです。

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