言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

学習時間について考えてみよう

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スキルは学習時間に比例します。スキルアップに多くの時間を費やせば、それだけスキルアップしやすくなります。学習時間はお金のようなものです。お金がたくさんあればいろいろな物を買ったり多くの経験ができるように、学習時間が多ければ多くの情報を取り入れることもできるし、多くの試行錯誤ができます。

学習時間で得られるアドバンテージは慣れと経験の量です。スキルアップにおいて、かなり重要なポイントになるります。これがなければただの一般人です。次に重要なのが経験の質です。いかに集中できたか、良質な情報や道具に巡り会えたかという要素です。経験の質より量が重要なのは、経験の量を積まなければ質を判断できないからです。

スキルアップのために、ひたすら良書を探したり、新しいツールに手を出す人をよく見かけます。これをやり過ぎると目的を見失い易くなります。プログラミングであればよいソフトウェアを書くことが目的です。良書や新しいツールが目的に入れ替わると、本来のプログラミングの目的と別なものを目指すことになります。当然、プログラミングでは結果が得られなくなります。

これは仕事にも通じます。スキルアップと稼ぐこと、昇級することは別です。スキルアップすれば昇級できて、その結果、稼げるようになる。一見真実のようですが、スキルアップしても割り振られたタスクが消化できなければ昇級はありません。もし、努力の時間に対して結果が伴わないのであれば、このような勘違いがどこかにあるはずです。

学習時間はあくまで学習に割いた時間です。仕事に携わった時間ではありません。仕事中でも学習すれば、それは学習時間として換算できます。スキルアップを望むのであれば、今まで費やした学習時間を正確に把握する必要があります。これができなければ経験の質を判断できません。

がむしゃらに頑張るのもいいですが、自分が今まで割いてきた学習時間について考えてみてはいかがでしょうか。きっと大きな気づきがあると思います。

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