ITエンジニアを辞めて着物屋さんを始めたワケ
こんにちは。
先月会社を辞めて着物のネットショップを始めたHiroです。
今日はエンジニア→きもの屋の理由を説明したいと思います。
ここ2~3年ほど、なんだか社会に貢献しているのか自分で分かりませんでした。
勤め先がBtoBビジネスなのでエンドユーザの反応が見えませんでした。ウェブサービスのような個人向けもできるビジネスと違い、機器のベンダであったためエンタープライズのITだったのです。
また、機器が高速化へ向かっていくのは業界の必然ではありましたが、社会にとって高速化がどれほどプラスになるのか、あまり想像できませんでした。企業向けのIT化が進むほど、例えば経理などの事務屋さんの仕事がなくなりますし、機器が高速化すれば追い立てられるのは労働者の方ではと感じられたのです。
外資系で働いていたこともあり、日本社会への貢献が間接的でした。自分ががんばるほど、日本はお金を海外へと支払うことになります。機器を買った日本企業がそれを使って収益を上げて初めて日本社会への貢献となります。
中国も韓国もそうですが、日本は西洋化することによってビジネスの力をつけて収益を上げていることが多いように見えます。
昨日ユニクロのパンフレットを読んでいたら、シンプルさを追求する日本人らしい服を提供するとか、東レと組んでテクノロジーで世界中に貢献している、などと書いてありました。無印良品は茶道のミニマリズムとつながっていると広告で謳っているようですし。
なので西洋化し過ぎているとは一概に言えませんが、アメリカやヨーロッパに追随している全体の流れは、なんとも悲しかったりします。
例えばファッションの流行ではフランス・イタリア・アメリカなどがリードしていますよね。ITはアメリカの西海岸がイケイケですし。デートでのお酒や食事も、イタリアンやフレンチが王道となっています。音楽でも日本の音階や楽器はすたれ、洋楽を常に後追いする傾向にあります。
もうちょっと日本の伝統的なものや文化がメジャーになってもいいなぁと思うのでした。
ネガティブなことばかり延々書きましたが、僕自身の生活は、着物や茶道の仲間に囲まれて、割りと楽しく暮らしております。
また、スターバックスやマクドナルドなどの西洋の食事も大好きで、毎日通っています^-^
和も洋も両方大事だと思うので、どちらも同じくらいに大切にするよう、僕なりに日本社会に呼びかけていきたいと思ってネットショップを立ち上げてみました。
このビジネスが存続する程に買い手が安定して現れるのか分かりませんが、ひとまず着物を気楽な値段で分かりやすく提供する活動をやってみようと思います。
追ってIT面やビジネス面などについて、レポートしていきます。上述の「西洋化した日本」について間違った点などありましたら、お気軽にコメントくださいね。
着物屋さんの動向をfacebookでフォローしたい方はこちら。
コメント
abekkan
高速化で追い立てられるのは労働者、仕事をすればするほど社会に貢献せずに自分の首を絞めている、と私も思うことがあるので気持ちがよくわかります。きもの屋さんの方が楽しそうに思えてきます!
Abekkanさん、コメントありがとうございます^^
やはりabekkanさんもそう思われますかー。
そんな矛盾、感じてしまうときがありますよね、テクノロジー自体はおもしろいのですが。
アナログな世界もなかなかおもしろいです ^-^