キャリア20年超。ずっとプログラマで生き延びている女のコラム。

改めて、コメント欄って必要ですか?

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 コラムの管理画面をみたらコメント数が1000を突破してました。
 おおっ! 4ケタに乗ったぜ!
 1/4くらいはわたしのレスなんじゃないかとか、初期に炎上した時にだいぶ稼いだだけだろとか、まあ、いろいろあるんですが、とにもかくにもうれしかったので、これをネタに書いてみることにしました。
 コメントをくださった皆様、ありがとうございました。
 コメントがひとつもついてないコラムがひとつもないことは、わたしのひそかな自慢です。ふっふっふっ。

 以前『コメント欄って必要ですか?』というコラムを書いたことがありましたが、それを書いた頃から、仕様的に、心情的に、いろいろと変化がありました。

 仕様的な変化ですが、エンジニアライフさんのサイトリニューアルに伴い、コメント欄が承認制になりました。
 わたしがメールを一日一回くらいしかチェックしかしない人なので、タイミングが悪いとコメントいただいてから公開までにまる一日かかることがあります。
 本当にすみません。気長に待っていただけるとありがたいです。

 心情的な変化としては、「コメント欄はのどかな縁側であって欲しい」と考えるようになりました。
 ここらへんの話は、以前、別のところで書いたので、そちらを読んでくださった方には繰り返しになってしまって申し訳ありません。

 このコラムは、エンジニアライフさんからお借りしている場所ですが、それでもわたしにある程度の権限が与えられている、わたしの「借家」です。
 だとすれば、コメント欄というのは、通りすがりの人たちがわたしに声をかけることができる場所、という意味で「縁側」なのではないか、とある時ふと思ったわけです。

 わたしは縁側のある家に住んだことがなくて、わたしの中にあるそのイメージは祖父母の家のものです。
 道行く人はすべて顔見知りなド田舎で、歩道に面した縁側でおやつを食べていると、「おいしそうなもの食べてんね!」とか「雨降りそうだから洗濯物取り込めっておばあちゃんに言って!」とか声をかけられたものでした。
 わたしにとっての縁側というのは、家の中なのに、通りすがりの人たちが声をかけてくる不思議な場所でした。

 ここのコメント欄もそんな風に、気負いなく、なごやかに、声をかけあえる場所であって欲しいんですよね。
 「ひでみさんの意見はそうなんですね。自分はだいぶ違ってて......」みたいな、意見を穏やかに交し合う場であってもいいし、「〇〇が好きなら××も気に入ると思いますよ」的な軽い世間話をする場であってもいい。いろんな人がいろんな気持ちで、耳を傾けあえる場であって欲しいんです。

 コメント欄は、わたしにはコントロールできないものです。
 よっぽどのことがあれば強権発動もできますが、逆を言えば、よっぽどのことがない限り、わたしには手出しできないわけです。
 わたしの考えがどうであろうと、コメントをくださる方の考えを縛ることはできません。
 わたしに言えるのは「ここは他人の家の中だってことだけは忘れないでください」くらいなものですかね。
 なのでこうやってわたしの希望を言うのってムダじゃない? とも思ったんですけど、なんか伝えておきたかったんです。

 これまでにコメントくださった方も、コメントはしてないけどコラムは読んでる、という方も、いつもありがとうございます。
 まだちょっと続くと思うので、よろしければこれからもおつきあいくださいませ。

 あと、「コラムの内容からはずれすぎててコメント欄に書きにくい」的なことがございましたら、Twitter経由でコメントいただければありがたいです。

Comment(5)

コメント

仲澤@失業者

まだちょっとではなく末永くお願いいたします。
生ある限り、コメント欄あるかぎり、
そして気が向いた時だけ、ごみねたを投稿すると思います。

さて、お茶で思い出すのは、まだガキだったころの我が家に、
私の部屋が(土間に)増築されました。祭の打ち合わせに来た近隣の方たちが、
この出来立ての私の部屋に、誤って上り込んだのでした。

「おっと、皆の衆ここじゃここじゃ(ほんとは知らんけど)。」
「お~そうか、上がれあがれ。」「こんばんわ~」「お邪魔します」
 (以上は、発見者個人の想像です)

家人は不在でしたが、みなさんお茶を飲んでました(笑)。

真っ赤なレモン

ここの縁側は、ときどきお茶を出してくれたりもする、良き縁側。
「まだちょっと続くと思う」というのは、例のマンガの例のアレのつもりで解釈します。

Anubis

お世話になっております。Anubisです。肌寒い季節になりました。朝、扉を開けて外にでるとひんやりとした空気を感じるようになりましたね。いかがお過ごしでしょうか?


リンク先がむちゃくちゃ懐かしいことになっていますね。私もコメントを付けていますが「私がコメント欄をつけない理由は、」なんて書いていつつ、現在ではコメント欄を好き放題使ってる。


今の私にとってのコメント欄はサンドボックスですね。色々なことを試すのに非常に役に立ちます。たまにサンドバックにもしてますが。


そういえば、ひでみさんが登壇するのを見て、今では私も登壇するようになりました。来年はOSC京都でまた登壇してみたいです。

ひでみ

こんばんわです。ひでみです。


仲澤@失業者さん


いつもコメントありがとうございます。
これからも気が向いたら、立ち寄ってあげてください。


真っ赤なレモンさん


「もうちっとだけ続くんじゃ」


Anubisさん


お世話になっております。
寒さが苦手な私は、日々、冷たくなっていく空気を感じつつ「はやく夏になればいいのに」と思っています。


リンク先、本当に懐かしいですよね。
私も久しぶりに読み返して遠い目をしてしまいました。
あの時の登壇者で、今でも同じ職場にいる人いないんじゃないかな。。。


コラムニストさんたちそれぞれ、コメント欄の使い方や対応がばらばらで、こういうとこにも個性が出ておもしろいもんだよなあ、と思います。

特に必ず皆さんのコラムを読んでる。
というわけでもありません。メールに入ってくる新着情報で、タイトルを見て、気になると、ちょっと覗く程度です。
ひでみさんのコラムは、必ず、読み終えると、「ふっ」と笑ってしまいます。
なごみます。
折角コメントに関するお題だったので、滅多に書かないけど、少し縁側に足跡を残しておきたくなりました。


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