学校で何を学ぶか
お疲れさまです。ちょりぽんです。
4回目の投稿は『学校で何を学ぶか』です。
前回の投稿ではビジネスマンの土台となる“人間力”について触れ、多感な時期に経験する恋愛が人間力に及ぼす影響について述べました。今回は人間力を形成するうえで、もう1つの大きな要素だと思う「学生時代の学業」について記します。
■授業に意味があるのか
学業に勤しむ方々の中には『こんな授業に意味があるのか』と日々悶々としてらっしゃる方もいると思います。安心してください。どんな専攻分野でも、将来の目標が定まっていなくても、社会人になってから大いに役立つことがあります。万人に当てはまるか解りませんが、これからその理由を記します。
■社会で通用する学生のスキル
学生は日々の授業で学び、その成果は試験結果によって数値化されます。日々蓄積してきた成果を点数で確かめるわけですね。在学中はこれを繰り返すことになるのですが、その過程で立派なスキルが身についているのです。
今にして思うわたしの学生時代は、学ぶ方法を学んだ時期だと表現できます。わたしが思う“社会に通用する学生のスキル”とは、この学び方なのです。自分に合った勉強法に出合っているかは重要で、効率的に記憶・吸収するノウハウが自分なりの勉強法に集約されています。
ちなみに、わたしの学び方は中学生時代に形成されました。どんな複雑な事象も単純なことの集合であることを前提に、末端から順序立てて読み解き、脳に優しい形に変換してから記憶するというものです(これのベースは幼少期に母親から教わった気がします)。特筆するほど大したことではありませんが、プロジェクト進行上のトラブル対応、難易度の高い業務の分析、仕様の策定や実装に際し、わたしの頭の中ではこのロジックがメインで動いており、これまでの社会人生活の中で大いに役立っています。
社会人になれば物凄い量の知識や技術などを吸収しなければなりません。その際、正確に効率よく物事を覚える学び方スキルを行使できれば、怖いものはありません。さらに、社会人は日々が勉強とテストの連続になりますが、学生の方もテストのプレッシャーに勝って成果を発揮することができるなら、これまた怖いものはありません。
■まとめ
日々学び、これを発揮する。言葉にすると簡単に見えますが、これは学生、社会人ともに個人の成長を決定付けるスキルの1つです。ですので『この授業は将来役に立つのか』という疑問を持っている学生の方々は、学ぶ方法を学ぶに目的をシフトして勉学に励んでみてはいかがでしょうか。
社会人は資格取得に励むのが良いかもしれません。歳をとってからの座学も乙なものでしょうし、新たな“学び方”を発見できるかもしれません。
■余談
今は出題範囲も多岐に渡り、応用力を問われるユニークな問題が増えていると思います。わたしの場合は授業をよく聞き、問題集をこなせばそれで良かったのですが、今では通用しませんね。ローラー作戦的な勉強だけでは不充分でしょう。
現代の学生さんは遊びと勉強のトレードオフが困難であることや、ストレスの発散を考える必要があったりします。もはや社会人と同じです。本当に大変だと思いますが、日本の将来、あるいはIT業界の将来を担うであろう学生の皆さんに対し、僭越ながらエールを贈りたいと思います。