コンピュータが好きな文系女子の、何が起きるか分からない日々の記録です。

エンジニアライフがはじまってしまった

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■しゃかいじんはじめました
3月に大学を卒業し、4月からなんと憧れのエンジニアとして働くことになってしまった。まだ研修期間ではあるが、実際に開発現場に足を踏み入れ、いろいろな方向から降ってくるタスクに対応している。
仕事においては、まだまだ慣れていない言語で開発を行っているし、長いコードを読むのにも慣れていないし、ちょっと大変である。あと、テストしてるし、先輩が付いてくれているし、自分も開発環境でちゃんと動いてるか確かめられてるし、普通に考えて大丈夫とは分かっていても、サービスをぶっこわしたらどうしよう、自分の書いたコードのせいで変なことになったらどうしよう、と不安もいっぱいである。それと、エンジニアの先輩たちがすごすぎて、なんだか迷惑を掛けていそうだなとか考えはじめてしまい、いっぱいいっぱいになってしまう。(はやく先輩たちの水準に追いつきたい……)
あと、はじめての一人暮らしで、頻繁にちいさな事件を起こしていてかなり疲れる(このまえは、卵を床に落としてしまった……ショック)。

■新人エンジニア、ちょっとヘコむ
入社したてのころは、「うおおおお社会人だあああああがんばるぞおおおおおお」、と無駄にテンションが高かった。
全体の研修が終わり、個別の研修が始まったころもやっぱり無駄にテンションが高かった。
でもそれでは体力が持たなかった。あと、勢いだけでやっていけるほど甘くはなかった。
まず、結構タスクが多い。それも同時に複数降ってくることがある。「どっちを先にすればええねん!!!!」となり、頭が止まる。それだとどうしようもないので、とりあえず降ってきた内容を確認して、先輩に相談して、どちらから先に手をつければいいか決める。
そして、決めたら決めたで、どこから手を付けるべきなのかわからなくてまた頭が止まる。とりあえずがむしゃらにやると大体壁にぶつかる。これに関しては、ひとつのタスクを小さく分割すればだいぶ楽になりそうだということを最近学んだ。
出社してから退社するまでだいたいこんな感じで、結構あわあわしている(その必要はないはずなのに)。あわあわすると、すごく疲れる。ふだんは多少体力が残っているので、晩ご飯をたべた後、先輩から借りた技術書を読みつつ眠りにつく。ただ、かなり疲れている日はご飯を作る気力すらなく、シャワーを浴びてそのまま寝てしまう……なんてこともある。
最初の数日はなんとなく「できることが増えたぞ!」と思えていた。けれど最近はそんなこともなく、ただただ先輩と自分の実力差にヘコみまくっている。どうしたものか。

■それでも、楽しいと思える
こんなことをいうと、「仕事楽しくないの?」と聞かれそうだが、ぶっちゃけ楽しい。楽しいし面白い。たとえば、お願いされた仕事を仕上げたあと、社内の人から「ありがとう」とか「助かります」と言われるのが嬉しい、とか、新しい知識を身につけるのが楽しい、とか、どうやったらうまく出来るか作戦を考えるのが面白い、とか、エンジニアの先輩たちの話が面白い、とか、他にもまだまだ挙げればキリがないが、とにかくいろいろあって楽しかったり嬉しかったり面白かったりするのだ。
もちろん、ぶっちゃけ辛いことが多い。やらかして怒られたり、タスクを効率良くこなせなくて諭されたり、いっぱいいっぱいな状態なのに笑顔で追加のタスクを振られたり、もういっぱいいっぱいだ。でも、ほんの少しの嬉しさとか楽しさとか面白さがあるから、なんとか一ヶ月やってこれたし、今後もやっていける気がしている。でも実力差を埋められている気がしないのは本当にキツいのでなんとかしたいところだ。

■かっこいいエンジニア
そういえば初めてのコラムのタイトルは「カッコいいエンジニア」だった。「自分の書いたコードや作ったモノに自信と誇りを持てるエンジニアになりたい」という、なんともこっぱずかしい夢を語ったコラムである。
そして、このコラムを書いた一年と少したった今、実際にエンジニアとして働き始めてしまった。すげぇ勢いでコード書いたりサーバを触ったりしてる先輩たちのうしろでうんうん唸りながらコードを書いているが、「カッコいいエンジニアでありたい」という思いはあんまり変わっていない。ただ、その方向性はなんとなく変わったような気がしてる。でもまだ言語化はできそうにない。

Comment(2)

コメント

fuga

新人さんかな?
今はまだ未知のことが多いから先輩がすごく見えるだろうけど
この業界はレベルが低い人間が多いから
すぐに大したことないってわかるようになるよ。
稀に本当にすごい「本物」もいるけどね。

tyu-ken

fugaさんに激しく同意。

新人の頃は、
先輩ってだけで盲目的に凄い人だ、
と思っていた頃が私にもありました。

本当にすごい「本物」には
本の中で出会ったことしかありません。

宮崎に帰りたいわ~。

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