第755回 生成AI活用の難しさ
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
生成AIが私たちの生活の中にどんどん浸食し、仕事も生成AIで行うことが当たり前になりつつあります。少なくとも私の仕事周りでは生成AIがなくては仕事が進まない位の頻度で使われています。
しかし、一方で生成AIを使った仕事が浸透していない職場もあります。この違いは何なのか、今回はそんなことを考えてみました。
■生成AIを使った私の仕事
最近、職場ではNotionを多用することが多くなってきました。使ってみて分かったのですが、このNotionがかなりの優れモノで仕事における思考を取りまとめるツールとして相当強力な印象があります。具体的には、
会議の実施
↓
NotionAIを使った議事録、行動タスクの自動生成
↓
行動タスクのDB化~カンバンボードによるタスク管理
↓
NotionAIを使った行動タスクを実施する上での詳細の検討~具体的アクションの決定
↓
NotionAIによる行動タスクの支援
↓
結果の反映、次会議の準備...
のようにあくまで一例ですが、会議を起点として行動をすべてNotionが網羅し、その随所でNotionAIが動くので、人間は細かい作業を気にすることなく、本来の業務に集中することができるようになっています。
また、NotionはClaudeのような外部の生成AIとも連携させることができるため、Notionを起点とした仕事管理を構築できると、相当生産性が上がるような感じがしています。
■生成AI活用の難しさ
こうした生成AIを仕事に活用する際、難しいのは今ある業務をどうやって生成AIに置き換えるかだと思うんです。
例えば、生成AIにできることを訊いてみると、大体はこんな答えになります。
今となってはよく見る内容かなと思うんですが、この中で「アイデア出し・壁打ち」が仕事に使えそうだなとか思ったとします。
でも、その先が続かないんですよね。生成AIをどうやって企画のブレインストーミングに使えばいいのか、生成AIをこれから触る人にとって、その答えがないんです。だから、ネットの情報などを頼りに試行錯誤しなければならなくなります。それでも、活用方法が見つかり仕事の生産性や効率、効果が上がることに繋がればいいんですが、そこまで行きつかなければ、結局仕事のやり方は元に戻ってしまいます。
つまり、生成AIを活用するためには、その人の業務のどこに課題があり、どのように生成AIを導入すれば業務改善ができるのかという知見を持っている人が必要になってくると思うんです。これは私の肌感ですが、生成AIの活用に長けている方は私たちの想像を超えるレベルで活用されているように思います。
そして、その人が持つ技術や知識も、今しか役に立たない情報かもしれません。なぜなら生成AIの世界は日進月歩ならぬ秒針分歩の世界だからです。
■生成AIとの向き合い方
こうした中にあって、私たちは生成AIとどう向き合っていけばいいのでしょうか。
思うんですが、私は結構生成AIを触っていますし、その情報や動向を追っている方だと思いますが、それでも、生成AIの技術を追い求めるのはちょっと厳しいような感じがします。なので、生成AI自身に訊いてみました。そしたら、こんなことを教えてくれました。
全くもってその通りだなと思いました。生成AIと私たちを繋ぐものは現場の業務であり、そこは私たちが絶対に手放せない所です。そこの最終的な責任を担うのは私たち自身であり、その責任を生成AIは担えません。
だからこそ、生成AIを活用するためには自分の出来る範囲で日々生成AIを使い続ける「日常の実験者」で居続けること、これからの生成AIと共にある世界では、こういうスタンスが求められ続けるような気がしています。