PMが使った魔法の言葉
お久しぶりです。Forsetiです。
随分と間が空いてしまいました。諸事情によってモチベーションを根こそぎ失い、このWebサイトも最近までほとんど見ることすらしておりませんでした。仕事中に初めて「無謀です」という返事を使ったのも、今回が初めてです。
私生活でもいろいろ変化があり、以前のような更新頻度を維持することは難しそうですが、できるだけ更新していければと思います。
●魔法の言葉「何とかします」「何とかしてください」
ある進ちょく会での出来事でした。作業者Aさんは、2つの案件からそれぞれ1人日の作業を1週間分振られており、進ちょく遅れになることが明白な状態でした(この時点ですでに何かおかしい)。
わたし「Aさんに、1日2人日の作業が振られていますけど、進ちょくは大丈夫なのですか?」
PM「その件はこちらで何とかします」
翌週の進ちょく会にて……。
A「進ちょくが遅れています」
わたし「先週、PMさんが何とかするとおっしゃっていた件はどうなったのでしょうか?」
PM「2人で残業してどうにか終わらせてください」
わたし「……」
実は、残業を宣告する前まで別チームに空き要員がおり、進ちょく会までにヘルプをお願いすればまったく問題も起きずに事は済んでいました(個人的な立ち話で聞いていました)。てっきりこの方がヘルプに来ていただけるかと思った結果だっただけに、がくぜんとしました。
●魔法の言葉には勝てるのでしょうか?
「何とかします」→「何とかしてください」を上の立場でやられると、どうしようもないと思うのはわたしだけでしょうか。
どんな無理な仕事でも、絵に描いたような理想的な条件を付加して提示することはできます。絵に描いた条件で納得させ、その前提が崩れていても、気付かれなければ放置する。何か言われれば「何とかしてください」で片付けてしまえば、PMはまったく苦労しません。
「PMの仕事が楽な仕事だ」とこの場で申し上げる心算はまったくありません。「何もそこまで……」とこちらが思うほど、自身の言葉に責任感を強く持っている方も存じております。一方で、このようなPMも見たことがあり、改めてこの業界のピンキリ具合を目の当たりにした気がします。
このような人と仕事をする場合、どのようにすればよいのでしょうか。現場では存在を薄くしてうかつに仕事を振られないようにしたり、「できませんでした」という報告が定常化していたり、後ろ向きな対策を見かけます。
しばらく残業が続く見通しとなっており、もしコメントをいただいてもお返事が遅くなってしまうと思いますが、ご容赦ください。次回は明るいコラムが書けることを祈って締めさせていただきます。
コメント
がると申します。
とりあえず
> その件はこちらで何とかします
と一度は言ったわけですし。きっちり、なんとかしていただいてみるってのはどうなんでしょうか?
或いは。「PMさんに何とかできなかったんですから私にも難しいです」ではダメなんですかねぇ?
どうしてこう「ぷろぢぇくとまねぇぢゃぁ もどき」が多いんだろう orz
forseti
がるさん
コメント有難う御座います。
>きっちり、なんとかしていただいてみるってのはどうなんでしょうか?
このとき、少しは食い下がってみたのですが、
「お金は出すんだから1人2時間追加で残業して何とかしてください。」
で終わりました。
言った本人は何もしない。下っ端からすると正に魔法です。
ちなみに・・・
「PMさんに何とかできなかったんですから私にも難しいです」
という返答の場合、
「出来るように残業時間を増やしてください」
というレスが予想されますのでやめました。
「リスクの大きい仕事にはそれ相応のバッファを持って望め」
と弊社の部長の教えに習う様に行動して何とかしています。
自分の言葉を守るよう必死に努力する人は多少ミスがあっても下は付いて来てくれるのに、もったいないですよね。