ググって初歩を、本から基礎を学ぶ
油断した隙に1カ月空いてしまいました……。昨年忙しい月が多く、その間放置しておいたことが現在雪崩のように押し寄せてきております。花粉症の通院はともかく、親知らずの抜歯や靴の調子が急に悪くなり買い換えないといけない等はさすがに驚きました。
多少忙しくなっているのですが、前回のコラム以降「書いたことは守れ」とDB関係の本を読んでいました。具体的には「基礎から学ぶOracleチューニング」と「データベーススペシャリスト合格教本」の2冊です。合格教本は内容があまりのも分からず途中で挫折して本棚に放置したものを引っ張り出したら今大分理解できるようになり、読み進めています。
というわけで今回は本について、「こちら」で語りつくされているような気もしますが、少々書いてみたいと思います。
●やってみないと読めない本は多い
本を読んだほうが良いと一般的に言われていると思うのですが、経験なしに読める本って案外少ないのではないでしょうか。少なくとも、わたしは上述の通り、経験してから読み出した本のほうが圧倒的に多く、仮に読めたとしても理解が浅く、再度読み返すと唖然とすることもあります。また、本を読むためには本を選ぶ必要がありますが、これにも経験の有無が大きく関わってくると思います。
●まずは初歩的なことをググり、そして本を読み理解する
理想は仕事で経験すること。次点としてググるのが今の自分には一番合っています。まず何かを始めるには入門サイトが充実していますし、中には手順が詳細に記載されていてこのようなサイトにはよくお世話になります。
ざっくり感覚を掴み、Webサイトに書いてあったキーワードの分からないところを中心に本を探すと自分に合った本が見つけやすいです。右も左もわからない状態で本を見ても凹む事の方が多いのはわたしだけですかね……。
●本の良いところって何だろう
・情報の質が高く、検索範囲さえ絞れば自分に合った情報を見つけやすい
本屋の大きさに依存しますが、「これを調べたい!」内容が具体的であればそれに応じた本が何冊かは見つかるはずです。初歩的なこと程ググるとすぐ出てくるのですが、込み入ったことになればなるほど見つからない。最近ググっても見つからないことの方が増えてきているのでそれに応じて本を読む機会が増えました。調べていることの関連情報で思わぬ発見があるのも本を読んでいて思うことです。
本はそれなりの監修が入っているはずですので、間違いが「少ない」というのも大きなメリットですね。以前情報資格の参考書で記述が足りなくて誤解を招く(間違っているかもしれない)表現を同期の人から見せて頂いたこともありますので、鵜呑みはどの道、厳禁だと思います。
・持ち運びできて、なくならない
過去にとったメモのリンクがなくなっている。ググった結果だとこれがたまに起こります。それ以降は調べたサイトはリンクと概要を解説付きでメモするようになったのですが、それでもリンク切れになっていたらそれなりに苦労します。
・(超個人的意見ですが)読む気になれる
本ならば帰りの電車で読んだり、喫茶店入って集中的に読むなどするのですが、どうも検索結果というのはプリントアウトしても読む気になれません。どのくらい読まないかというと、本は90%読むのに対して、プリントアウトは10%読むかどうか……。お金も払っていない、物理的に重みがない等、いろいろな理由があると思いますが本の方が圧倒的に読む気になります。
●終わりに
仕事から、本から、ググった結果から、それぞれ重なる部分はありますが、得られる情報は違うと思います。
・ググった結果は「++を始めるためには……」と初歩的な内容が中心
・本は「**とは詳しくは……」と基礎的、専門的な内容が中心
・仕事では「++と**を応用して……を作る」と応用的なことが中心
ありきたりな結論ですが、
好き嫌いせず美味しくいただきましょう、しかし鵜呑みはダメ、絶対。
コメント
Jitta
ウェブには、間違った情報を挙げて、「間違っている」と指摘されると「間違っていない、お前こそ間違っている」という人がいます。必ず裏をとるなら、ググるだけでも問題はありません。
forseti
Jittaさん、有難う御座います。
> 間違っている」と指摘されると「間違っていない、お前こそ間違っている」という人がいます。
私も見たことがあるような気がします。基本的にそのようなサイトは信用しないので記憶が怪しいですが・・・。
間違っている事もありますが、掲載されている情報は正常系のみだったり簡略化されていることが多いと思います。結果を確認するだけでなく複数サイト比較してより良い答え情報を探したり、ソースを参考にするならばカスタマイズ、ブラッシュアップは必須ですね。