SEからコーチング業界へ転職した筆者の体験を元に、コミュニケーションの楽しさをお伝えします。

私が人見知りをしなくなったわけ(4)

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 こんにちは、小南です。

 すっかり間隔が空いてしまい、申し訳ありません。1月末に産業カウンセラーの試験があり、試験勉強に追われていました(^-^;

 普段からこつこつと勉強していればよいのですが、性格的に、集中してやらないとダメなようで……(お恥ずかしい話です)。

 久しぶりの試験は緊張してとても疲れましたが、一緒に学んできた人たちが同じ会場にいました。懐かしい仲間との再会は嬉しいひと時でした。

 すみません、前置きが長くなってしまいましたね(^^;;

 前回は、初めての転職活動について書きました。

 その後の私がどうなっていったのか……それを今日は書いてみたいと思います。

●はじめての転職先

 はじめての転職は、某日系シンクタンクでした。

 期待と不安との初出社。とにかく緊張していたことしか覚えていません。指定された席に座り、周囲の様子を見渡します。席の並びも前の会社とはまったく違うレイアウト。皆仕事に集中していて、パソコンのキーボードを打つ音がカタカタと聞こえてきます。

 前職ではどこかで、わいわいがやがやと、誰かが雑談してる……。そんな雰囲気の会社でしたので、なぜみんなこんなに静かなのか、ただただ不思議に感じました。

 親しい人もいない中で、隣の席に座っていた人が気遣って、時々声をかけてきてくれるのが救いでした。

 しかも、私がアサインをされたのは新プロジェクト。メインは大阪、東京は私1人だけ(笑)。

 やることといえば、もらった資料を読むこと。そして、たまのプリセールス活動。

 笑ってしまう話ですが、本当に暇で暇で仕方がありませんでした。それまで、暇な時間がこんなにつらいとは思いませんでした。

 周りの人たちが忙しそうにしている中、私にはやることがほとんどない。ネットサーフィンをする毎日。ただただ焦って、空回りをしていたように思います。

 今思えば……関西だろうとどこだろうと、私からもっと積極的に働きかけていけば、また違っていたんだろうなぁとも思います。

 残念ながら、当時の私にはそうすることはできませんでした。頭で考えすぎて、行動に移すことができなかったのです。

 ただ、お客様先に行くこと、人前で話すことは(うまい下手は別として)好きでしたので、たまのそういった機会が私の心の支えになっていました。

 それでも、「何でこの会社に転職をしたんだろう?」――そう思う日は決して少なくはありませんでした。

●思いがけぬ質問

 ある日、マネージャと話をしていた時のこと。こんな質問をされました。

 「○○はエンジニアとしては優秀なんだけれど、お客さん先に行くのが苦手みたいなんだよな。こういのってどうしたらいいんだろう?」

 私は、思わず黙り込んでしまいました。なんと答えていいのかさっぱり分からなかったのです。

 そう言われてみると……エンジニアとして非常に優秀ではあるのだけれど、人見知りをしてしまったり、お客様と話すのが苦手だったり。そういった人が決して少なくないことに気付きました。

 「優秀なのにもったいない、これって、どうにかならないのだろうか?」

 少しずつそういった意識が私の中に芽生えていきました。

 ただ、この時には私には何をすればいいのか、まったく検討がつかずにいました。

 皆さんが同じ質問をされたら、どう答えますか? もしよかったらご意見、お聞かせくださいね。

 続きはまた次回に(^-^

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