同年代の異性と会話ができない後輩 ~ 効果的な質問の使い方
こんにちは、小南です。
先日、お休みをいただいて、長崎県の五島列島に行ってきました。南国リゾートにいるようなエメラルドグリーンの海と白い砂浜。そして、一番の目的だった新鮮なお魚を満喫。2泊3日という短い日程でしたが十分過ぎるほど五島列島を堪能、リフレッシュしてきました😃
さて、今回は質問の種類について書いてみたいと思います。
先日こんなことがありました。最近知り合いになった20代の男性。人見知りをしてしまうのが悩みだというのです。私たちとは普通に会話をしていたので意外な感じがしたのですが、話を聞いていくと、どうも同世代の女性と、緊張をしてしまって話ができないというのです💦
そういえば、以前の私は年齢が上の方と話をするときはとても緊張をしていました。おそらく、皆さんの中にも、話をするときに緊張をしてしまう人がいるのではないかと思います。
以前の記事で、「話し上手」より「聴き上手」というテーマを取り扱いました。聴くことはとても大切なことなのです。しかし、相手が話好きな方であれば、ただ聴いていればいいのですが、相手が話をしてくれない場合には、こちらからきっかけ作りをすることが必要な場合もありますよね。
そんなときに、活躍してくれるのが「質問」です。
その質問にも種類があること、ご存じでしょうか? 今は、コーチングの本などもたくさんでていますのでご存じの方も多いかもしれませんね。今回は、この質問の種類について書いてみたいと思います。
◆ 質問の2つのタイプ
質問は、大きく分けると2つのタイプがあります。これは既に、ご存じの方も多いかもしれませんね。
(1)クローズド・クエスチョン(閉じた質問)
Yes,Noで答えることができる質問を、クローズド・クエスチョンといいます。
例)
・ 明日のミーティングには参加できますか?
・ 昨日は外出されていたのですか?
(2)オープン・クエスチョン(開いた質問)
Yes,Noでは答えることができない質問、いわゆる5W1Hがそれにあたります。
When(いつ)、Who(誰が)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのような)
例)
・ 週末は何をして過ごす予定ですか?
・ 明日のミーティングはどこで開催されますか?
◆ クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンの特徴
クローズド・クエスチョンは、Yes,Noで回答ができるため、事実確認をする場合などにはとても便利です。その一方で、多用しすぎると尋問されているように受け取られる、とも言われています。また、Yes,Noで終わってしまうため、会話が続きにくいという点もあります。
オープン・クエスチョンは、Yes,Noで回答ができないため、相手に考えさせる質問とも言われています。相手から話を引き出したいとき、アイデア出しをするときなどにはとても便利な質問です。会話を続ける、広げていく場合などには、とても便利な質問だともいえます。
それでは、会話を続けるためには、オープン・クエスチョンだけしていればよいのでしょうか? 実はそれがそう簡単にはいかなかったりします。
相手が話好きなタイプの場合には、オープン・クエスチョンをどんどん投げかけてしてもまったく問題はないと思います。けれど、逆のタイプの場合に、いきなりオープン・クエスチョンを投げかけてしまうと、相手が回答に困ったり、黙りこんでしまうことがあります。
そういった場合には、最初は、答えやすいクローズド・クエスチョンから始めることをお勧めします。そして相手の反応をみながら、徐々にオープン・クエスチョンを増やしていく。
クローズド・クエスチョンもオープン・クエスチョンもどちらが良い、悪いということはありません。ただ、一般的に、オープン・クエスチョンより、クローズド・クエスチョンの方が答えやすいという特徴があります。
『説得技術のプロフェッショナル』(伊藤明著)の中に、参考になる箇所がありますので要約を載せさせて頂きます。
『セールスの教育ではよく、「お客様にオープン・クエスチョンを使いなさい」と言われるが、「これから説得に入ろう」という初期段階ではあまり効果を発揮しないテクニックだ。先ず、クローズド・クエスチョンを投げかけて、顧客の考えを具体化して、その後になって初めてオープン・クエスチョンがいきてくる』
と書かれています(※参考図書:『説得技術のプロフェッショナル』(伊藤明著))。
例えば、そうですね。前出の20代の男性の場合であれば、(居酒屋で飲んでいるシチュエーションとします🍺)、こんな感じで会話をしてみてはどうでしょう。
1.「今日はお休み?(Close)」
→ Yesであれば、
「お休みの日は何をしているの?(What)」
「何曜日がお休みなの?(When)」
Noであれば、
「いつがお休みなの?(When)」
2.「食べられない物はある?(Close)」
→ Yesであれば、
「え、何が嫌い?(What)」
Noであれば、
「それじゃ、食べたいもの何かある?(What)」
こんな感じで、会話を広げていくことができますよね🎵
自分が普段、どういった質問を使う傾向が多いかをチェックしてみても面白いかと思います。
そして、おそらく、皆さんの周りにも、聴き上手な人が一人や二人はいるのではないかと思います。ぜひ、そういう方をみつけて、その人たちの会話、質問を注意して聞いてみてください。とても参考になると思います。
先ずは観察から。
このコラムを読んで、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ、できるところから始めてみてください!
最低でも今年中には、後1回はコラムを書きたいと思っています。
つたない文章ではありますが、これからもどうぞよろしくお願いします😌