相談する方の心構え -どのビールを飲むか迷ったときは(!?)
キャリアコンサルタント高橋さんが「相談の受け方」について書かれていました。私はその逆の立場で、相談の仕方について書いてみます。
悩み多きオヤジ
私には悩みがたくさんあります。
「今日はどのビールを飲もうかなあ?」
「ツマミの乾きものは、ポテトチップにしようかカールにしようか?」
「今日のコラムのオチはどうしようか?」
など、悩みはたくさんあって尽きません。
って、そんなどーでもいい悩みはともかく、深刻な悩みも少しは抱えているのです。私はある悩みについてコンサルタントとSkypeで相談することにしていました。
他人の相談を受けるときのコツは
キャリアコンサルタント高橋さんのコラムもそうですが、多くの記事や著書に、部下や顧客に相談されたときに、コンサルタントがすべき対応方法が書かれています。
まずは相談者の話をよく聞いてあげること。相槌を打ってよく聞いていますよと思わせて相手が話やすくすること。たくさん話をさせて頭の中を整理させる。
そしてコンサルタントの意見を押し付けるのではなく、「なぜそう考えたのですか?」「どうすればできるようになると思いますか?」というように相談者の中から答えを導き出すのがよい、とされています。
相談する方の心構え
そういった相談される人の方法論を知っていると、自分が相談する方になったときにもスムーズにことを運ぶことができるものです。
私は悩んでいることについて、紙に書き出して(正確にはエクセルファイルに書き込んでから最後に印刷ですが)並べました。色をつけたり吹き出しでコメントを加えてみたりして説明を増やしていきました。
相談されるときは、相談者が思っていることを頭の中からたくさん引きだして整理させるのがコツです。ならば先になるべく多く引き出しておいて整理しておけば相談がうまく進むはずです。とりあえずたくさん書き込んだ紙を作って準備しておきました。
準備のおかげで悩みが解決!
すると相談する日の前日の夜、寝床に入ってからあるアイディアが浮かびました。
「あっ、違うと思っていたAとBは、実は同じ要因だったのかもしれない!」
キタ―(゚∀゚)――!!という感じでした。
そして翌日の夜。Skypeでの相談でコンサルタントにそのことを話しました。それを認めてもらってさらにアドバイスもいただいて、Skypeでの相談は順調に終わりました。
他人に相談するときは、コンサルタントに悩みを丸投げして判断を全て相手にゆだねるような気持ちでいてはいけません。コンサルタントとは相談者の頭の中にあるものを引き出してトトノエるお手伝いをしてくれる人なのです。相談を有意義なものにしたければ、相談される人の方法論も知っておいて準備をしておくといいですね。
これで悩みも解決。今晩飲むビールも決まりました。あとはビールで祝杯を挙げるだけです。
「ん、しまった、ビールを冷やしてなかった。どうしよう?」
悩み多きあべっかんでした。