入社3年目までの仕事の悩み -技術のポインタを把握しておこう!
いいとこ取りのズルい本
「入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました」
という本を読みました。
この本は読書家である著者の大杉潤氏がビジネス書を年間300冊×35年間読み、37個の仕事の悩みに対して読んだ本の中から名言を引用して解決策を提示するというものです。
それだけの本を読んだのもすごいのですが、その内容を覚えていることもすごいと思います。私なんかは一度読んだ本のことを忘れて再び買いそうになったりしてますから(笑)。
そんな本なので、これ1冊を読めば10000冊分の本のうちの良いところを読める、というお得な(だけどちょっとズルい?!)本なのです。
ポインタは実体を示さない
C言語にはポインタという概念があります。多くの初心者はここでつまづきます。少なくとも私はつまづきました。通常の変数、例えばexec_countという変数には何かが実行された回数が入っているものとします。ところがこれをポインタ変数として*exec_countと定義した場合には、そこには実行された回数が格納されている場所のアドレスが入ります。ポインタ変数には、実際のデータの値(実体)が入っているのではなく、どこに実際のデータがあるかの場所が入っているのです。
前述の「入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました」を読んだとき、この本はポインタみたいだな、と思いました。それは、普通のビジネス書に書かれるような内容が直接書かれた本ではなく、あの本に書いてありますよ、と他の本を示しているからです(実際は引用された文章が載っているのでポインタの実体も書かれていますが)。
技術のポインタを把握しておこう
エンジニアが関わる技術は多岐にわたっています。一人で技術の詳細まで把握するのは不可能です。自分の専門分野以外の分技術については、広く浅く知っておく。そして技術のポインタを知っておくことが必要だと思います。
つまり、JAVAのことならここを見れば詳しい説明が載っている、Oracleのことなら湯二さんに聞けば解る、PHPなら吉政さんが詳しい、ジャンプならひでみさん(!)というように、参照すべき先を知っていれば自分が知らない技術のことでも解決できるのです。
技術のポインタを把握しておきましょう。そうすればエンジニアとして困ることは少なくなります。ポインタだけで仕事ができたり本をかけたりすることだってあるかもしれません。
ところで、「入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました」の本は、入社3年目に限らずベテラン社員にも役に立つことが多く載っています。これ1冊読めば10000冊読んだのと同等の効果が得られるかもしれません。一度読んでみてください。
これを読んで読んだ本の数の記録を10000インクリメントしたあべっかんでした!
コメント
湯二
>Oracleのことなら湯二さんに聞けば解る
是非、お使いください。
abekkan
>是非、お使いください。
だそうです。
みなさん使ってあげてください(笑)!