ロボットのほん -みんなで #技術書典 向けに技術書を作ってみた
技術書典
6/25(土) に秋葉原で技術書典というイベントが開催される。コミックスの祭典コミックマーケットの技術書版と言ったところだろうか。大きな規模ではないが、マニアックな技術を持っていてちょっと書いてみたい、という勇者たちが書いた書籍を集めたイベントだ。
とのさまラボの西田寛輔さんとロボットパートナーの太田智美さんが「ロボットの技術書を作ろう」とネット上で呼びかけていた。すると多くのの技術者たちがこの呼びかけに反応した。私も手を挙げてロボットにまつわる話を書いた。そして60件件以上の原稿が集まった。それをお酒が大好きな編集者が何日も禁酒して徹夜で編集し、短期間のうちに立派な技術書ができあがったのである。
ロボットのほん
今この瞬間のロボットについての思いを歴史の1ページとして残しておきたい。未来にこれを読んだ人が「昔のロボット開発はこんな感じだったんだ!」と思ってもらえるような本にしたい、というコンセプトでこの本は作られた。
62名のロボット愛好家たちが、数ページづつではあるがロボットの技術やロボットへの思いを込めて書いている。技術編ではPepperに関する技術やロボットを作るときの裏技なども書かれている。それとは別に、読み物編ではロボットに関わる耳よりなお話が書かれている。全部で300頁の大作になった。
エンジニアライフ番外地
3年ほど前、このエンジニアライフのコラムニストたちで本を作ったことがある。10名ほどのコラムニストが裏話(?!)を書いて1冊にまとめた。
普段、ネット上でのコラムではちょっと書けないようこと(自分のブログには載せているけどね!)も書けたので楽しめた。
プロジェクトマネージャーの持論集
4年ほど前には(株)プロジェクトマネジメントオフィス主催で「持論を持とう」というイベントがあった。これに主催者のメルマガを読んでいた私を含めた50人ほどが参加した。Facebook 上でお互いの持論をレビューしてブラッシュアップし、1冊の冊子にまとめた。
同じ「プロジェクトマネジメント」をテーマにした持論なので、似たような話ばかりになってしまうかと思っていた。ところがみんなの持論は千差万別。みんな全く異なる視点から仕事を捉えている。他人の持論を読むことはためにもなるしおもしろかった。
みんなで本を作ってみよう
ネット上で有志を集めて本を作る。今後はもっと増えるのではないだろうか。みんなで少しづつ書くのなら書きなれていない人でも敷居も低い。電子書籍にすれば元手もかからない。そして本を執筆したと言えば文化人になったようで気分がいいものである。
ネット上で有志を集めて本を作る。あなたもそんなイベントを企画あるいは参加してみてはいかがだろうか。
「ロボットのほん」は技術書典の2階「とのさまラボxロボットパートナー」ブースにて販売されます。700冊限定なのでプレミアがつくかも(?!) 詳しくはこちら。
あべっかんでした。