東京オリンピックの招致活動とシステム提案活動
祝!2020年東京オリンピック開催
2020年オリンピックの開催地が東京に決定した。関係者は招致活動に頑張ってきた。それが報われた。
■オリンピック招致活動
東京への招致活動は気合が入っていた。4年前にリオデジャネイロにあっさりと敗退した反省をして、日本国内でも招致活動を盛り上げてきた。東日本大震災を逆手に取って復興をアピール。スカイツリーに日本一を奪われた東京タワーには2020のイルミネーション。4年前とは違って頑張ってきた。
■ITシステムの提案活動
ITシステムの提案活動をするときは、顧客のRFP(Request For Proposal:提案依頼書)に基づいてシステムの提案を作成する。設計も難しいが価格の見積もりも難しい。リスクを考慮しなくてはいけないが、やりすぎると価格が上がって受注できない。
苦労して作った提案が負けたとき、他社に実力で負けた(と思える)ときは仕方がないと諦めがつく。だがときには不本意な負け方をすることもある。
RFPに基づいて作ったのに、「このプラットフォームじゃダメなんだよねえ」と後から制限を言われたとき。某小説のように「オブジェクト指向で作ったものは使えない」という高慢と偏見 に満ちたマネージャに一蹴されたとき(?!)。
実は最初っから他社に決めていたんじゃないの、と思えることもあるので提案活動でどこまで頑張るかは難しいところだ。見込みが薄かったら労力をかけず、いけると思ったときは一気に勝負に出る。この駆け引きが大事だ。
■もしイスタンブールに負けていたら
オリンピック招致活動では東京は本気で勝負に出ていた。もし落選していたらショックは大きかったことだろう。だが勝った。最後のアピールタイムで、福島島第1原発の汚染水事故を「完全に問題ないものにする」と訴えた安倍首相の演説が勝利を引き寄せたようだ。
もしそこで首相が演説で失敗して東京が落選していたら、首相はきっとこう言ったことだろう。
「申し訳ない。アベのミスっス(アベノミクス)!」
abekkanでした。
コメント
masao
安倍首相が言ったのは「(現状で)完全に問題がない」と言う趣旨だったと理解していますが。
abekkan
> masaoさん
コメントありがとうございます。
いろいろな記事を読んだのですが、どの記事も微妙に異なっていました。現状で完全に問題がない、と言っておきながら、さらに完全に問題のないものにするために抜本対策に取り組んでいる、というような発言から上の記述といたしました。
間違っていたら、アベッカンのミスっス(^_^;)