これからヌンチャクの話をしよう
■人は牙を持たぬ獣
人間は弱い。鋭い牙や尖った爪もない。身を守るための毛皮や甲羅も持たない。それを持つ者に襲われれば、なすすべもはない。故に人間は武器を持つ。
そう、人は誰しも内側に武器を持っている。ある者は鍛え抜かれた体。そしてある者は磨き抜かれた技術。優しさだって1つの武器だ。これらを使い、社会というジャングルで人は生き残りをかけて戦う。そして愛する者を守っていく。
■その武器に“愛”はあるか?
武器を愛してこそ、武器を知ることができる。そして、武器と1つになれる。愛がなければ、武器はただの足かせだ。君の助けにはなってくれない。そこで君には己のもつ武器への愛を学んでほしい。
もし君が、mixiに入っているなら、ぜひ見るべきコミュニティがある。
ヌンチャク楽部
コミュニティで検索してください。ヌンチャク楽部(Love)だぞ。
■何故ヌンチャクか。
私は武器が好きだ。日本刀、拳銃、槍……。いろいろなコミュニティを見てみたが、このヌンチャク楽部の奴らが一番熱い。そして、ヌンチャクへの愛がある。そう、ヌンチャクは愛さずにいられない武器なのだ。
ヌンチャクと他の武器との決定的な違い。それは、「何も知らないと使えない」ということだ。ある意味、自爆を隣り合わせの諸刃の刃だ。その分、うまく使いこなせば、優れた携帯性(ポケットにも忍ばせられるものもある)と日本刀とも張り合える攻撃力を発揮する。
そう、ヌンチャクへは武器への愛がなければ、使いこなせないのだ。ただ振れば斬れる日本刀とは違う。武器への愛がなければ己が打ち負かされる。そういう、シビアな武器でもある。しかし、本当に使いこなせる者が振れば、それだけで美しい。まさに「心を打つ」と言うべきだろうか。故に愛さずにはいられない武器のだ。
■エンジニアは皆、ヌンチャクを持つ武人
エンジニアの持つスキル。それはヌンチャクと同じだ。持っているだけでは役に立たない。使いこなせてこそ真価を発揮する。ただむやみに振り回すと、自爆を招く諸刃の刃だ。
矛を止めると書いて「武」と成す。ヌンチャクは、振り方だけでなく止め方も重要だ。確実に矛を止める技術がなければ、強力な一撃は繰り出せない。そういう深さがある。エンジニアのスキルも同じだ。自分のできない事も把握しておかないと、本当に自分のできることの範囲がつかめない。できると思って走り出して、止まれなくなれば大怪我をしてしまう。
まず、己の持つスキルに執着するのではない。愛してほしい。そのために、ヌンチャクをもっと深く知ってみてはどうだろうか。そこに君の持っているスキルにも通じる深遠な気づきがあるかもしれない。
さぁ、その手にヌンチャクを。