働いている世のエンジニアの手助けになることを願う独り言

エンジニア戦闘力を数値化できたら?:技術者の夢と現実のはざまで

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今までエンジニアとして多くのプロジェクトや案件に携わってきました。技術の進化と共に、エンジニアリングの世界は日々変化しています。しかし、その実績を非エンジニアや知らない人に伝えるのはなかなか難しいものです。プロジェクト名や使用したプログラミング言語、技術的なことを話しても、それがどれほどすごいことなのか、伝わりにくいことが多いのです。

そんな時、目に見える形で成果を示すことができるデザイナーの仕事に少し羨ましさを感じることがあります。彼らはビジュアル作品を通して、自分のスキルやセンスを直接的にアピールできます。一方で、私たちエンジニアは、コードやシステムの背後にある複雑さや工夫を、簡単に見せることができません。

そこでよく思うのは、もし「エンジニア戦闘力」のようなものが数値化され、一目でその人のスキルレベルが分かるようなシステムがあれば、どんなに便利だろうということです。採用する側にとっても、自分自身にとっても、スカウターのように相手の能力を瞬時に把握できるような仕組みがあれば、コミュニケーションの効率も格段に上がるでしょう。

しかし、現実はそう簡単ではありません。技術力だけでなく、経験やコミュニケーション能力も重要な要素となります。そして、最終的には実際に一緒に働いてみないと、その人の真価は分からないものです。これは、どんな職種にも言えることですよね。

未来にはAIの発達によって、エンジニアのスキルや能力が数値化される日が来るかもしれません。それが現実になれば、私たちの仕事もまた、大きく変わるかもしれません。しかし、それまでは、言葉やコミュニケーションを大切にしながら、自分の価値を伝えていくしかありません。エンジニアとしての戦闘力を高めながら、その伝え方も磨いていきたいものです。

どこかで、エンジニアの価値を少しでもベースアップする手助けが出来てれば幸いです。

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