吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

ビジネス向けUXガイドラインという考え方(11月8日に概要を解説します)

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 おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

 そもそもUXとはユーザ・エクスペリエンスのことで、そのまま訳せば「ユーザ体験」ということになります。これは製品やサービスなどを利用した時に得られる体験のことです。ユーザインターフェース(UI)や個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念です。最近では、ビジネス・ユーザ・エクスペリエンス(BUX)のような企業向けアプリケーションでもUXに重点が置かれるようになり、ERP、 CRM、SCM、ビックデータ、モビリティー開発環境においても採用が始まりつつあります。

※ビジネスUXについてはホワイトペーパー「【第二版】企業向けユーザインタフェース統合ソリューション:ビジネス・ユーザ・エクスペリエンス(BUX)が企業にもたらす価値」を公開しています。ダウンロードを希望される方は以下よりダウンロードください。
http://www.tobesoft.co.jp/support/paper/index.jsp

 UXは今出てきたばかりの最新の言葉というわけではなく、以前から存在し、業界の方々が進めてきた考え方になります。日本でもこの言葉がはやり始め、本格的な導入が始まりつつあります。このUXですが、見識者は明確にわかっていると思うのですが、一般的には意味は分かっていても明確な導入イメージがわかない人が多いと思います。ちなみに海外でUXを採用する際はUXコンサルタントがコンサルティングを行い、UXガイドラインのようなものを作ることがあります。このUXガイドラインは一つのシステムを対象にしたものではなく、その会社の規範的に対象利用者ごとに作成したりします。そして、そのUXガイドラインをシステム導入後も検証し、育てていくようなことが必要です。

 さて、そのUXガイドラインを見てみたくはありませんか?

 私は現在、そのUXガイドラインを手元に持っていませんが、弊社のお客様であるトゥービーソフトがUX先進国である韓国のソウル大学と共同で共同研究しているUXガイドライン(UX開発方法論)を11月8日に東京で開催するビジネスUXカンファレンス2012で解説する予定です。

 そして、そこで解説されるUXガイドラインのベースの資料は300ページほどの大物資料でして、年明けに日本語訳がされるそうです。私はその要約版(20ページほど)の翻訳支援の仕事をすることになりました。ちょっとだけ残念なのは、このUXガイドラインですが、資料としての一般公開はないそうです。外部に向けて解説するのは今回のビジネスUXカンファレンス2012が最初で最後かもしれません。(話を聞いていると何となくそんな感じです。それくらいのキラーツールになるそうです)このビジネスUXガイドラインは同社のパートナー向けの販促ツールというか、UXコンサルタント育成のための資料になっていく感じですので、パートナーにならないと手に入れられないそうです。

 今後はどうなるかわからないですが、業界毎にUXガイドラインができるようになるとよいと思いました。そのガイドラインがあるだけで、様々な企業の検討の雛形というかアイスブレークするためのマテリアルになると思いますし、日本でのUX普及にも弾みが付きそうです。

 以上、今日はUXに関する雑感でした。

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