デスマーチの日々を支えた漫画
こんにちは、ヨギと申します。1年ぶりの投稿です。
6月のお題参加ということで、僕は亜種として「デスマーチの日々を支えた漫画」を紹介します。
『将太の寿司(講談社)』といいます。
この漫画の主人公の将太君、とにかく「人やモノや環境のせい」にしません。
嫌がらせを受けて、やりにくいから止める、とか、
妨害受けて、ケガを負わせられたから辞退、とか、
良い材料が手に入らないから、うまい寿司を作れない、とか、
同僚や後輩がバカだから、やってらんない、とか、
意地悪な先輩が僕をイジめるから、店を辞める、とか、
対決相手が強すぎるからパス、とか、
資金がない、とか、
リスクが高い、とか、一切言いません。
正面から受け止めて、死にものぐるいで努力します。
努力して努力して、工夫に工夫を重ね、やり直して作り直して、最後の最後まで諦めません。
その間も、いろんなトラブルや妨害に見舞われます。
ここまで仕上がったのに、なんでこんなタイミングでトラブルが起きるんだよ、なんて泣き言も言いません。
もうダメ、絶望的、というところから、将太君のさらなる工夫や努力が始まります(僕は、仕事って、「もうダメ」というところからが勝負なんじゃないかと思うようになりました)。
そして最後には難題を解決します。寿司対決では、勝利します。
そこは漫画だから最後は勝つんでしょ、とも言えますが、負けることもあります。それでも将太君は、そこからなにかを拾って、自分の糧にします。
そして何よりスゴイのは、将太君は、敵をも味方にしてしまうことです。
といっても、どこかの政治家のように、根回ししたり、媚びたり、虎の威を借りたり、お金をバラまくわけではありません。交渉もしません。
死にものぐるいで挑む将太君の姿に、ある人はこころ打たれ、ある人は良心の呵責を感じて悔い改め、ある人は、まじめに精進していた、昔の自分を思い出します。
そういうプロセスを経て、敵であった者までもが、将太君に敬意を抱いたり、好きになっていきます。
敵をもいつか、味方にしてしまう。これ、ビジネスの世界においては最強です。
『将太の寿司』。
せちがらい世の中で振り回され、自分を見失いがちな若い方にも、社会的立場を築いたベテラン技術者にとっても、各々の立場で何か得るものがあると思います。
僕は、約10年前に結婚した際にかなりの量の漫画を処分しましたが、将太の寿司はいまも全巻持っています。
今は連載が終わっているので、ブックオフなどにいけばあると思います。機会ありましたら、ぜひ読まれることをオススメします。
コメント
組長
こんばんはっ。
ヨギさーーん、おかえりなさーーーーーーい!!(号泣)
バカ正直とバカにされても、結局は愚直に、ひたすら一生懸命に創意工夫しながら努力を続けられる人が強いのですよね。「人やモノや環境のせいにしない」って、すごく大事で、意外と難しいというか挫けてしまいがちですが、将太を見習わねば!
ヨギ
組長さん ただいまです。
ほんとにお久しぶりです。(^^)
人はちょっと都合悪くなると、「人やモノや環境のせい」にしますからね。
※僕のコトですけど。
実は今、会社の規模超縮小等で退社を余儀なくされていて、転職活動中なのですが、
44才という年齢はなかなか厳しく(ああ、もう年齢のせいにしてる(笑))、
「人やモノや環境のせいにしない」のは、今現在、自分に言い聞かせている言葉でもあるんです。
>バカ正直とバカにされても、結局は愚直に、ひたすら一生懸命に創意工夫しながら努力を続けられる人が強いのですよね。
そう思います。 そうできる人は、いい意味で自己完結していて、結果はともあれ、とても幸せだろうと思いますよ。
第3バイオリン
ヨギさん
お久しぶりです。
ヨギさんが戻ってきてくださって、私も嬉しいです。
(実は昨日まで家を空けておりまして、お返事が遅くなってしまいました)
私は言うほどのピンチやトラブルに巻き込まれたことはありませんが
(しいていえば、学生時代に論文の締め切りに追われていたときか…)
こういうときこそ、まじめであれ、誠実であれと思います。
ぎりぎりの状況まできたら、つまらない小技を駆使しても仕方ありません。
今の自分ができることを精一杯やるだけです。
>実は今、会社の規模超縮小等で退社を余儀なくされていて、転職活動中なのですが、
大変な状況なのですね。
何もできることはありませんが、応援しています。
嬉しいお知らせが聞ける日を待っています。
ヨギ
第3バイオリンさん、お久しぶりです。
お元気そうで、なによりです。
そうですね。
ギリギリの所に来ると、小技を駆使しても仕方ないし、小技を使う余裕が無くなってしまう気もします。
明日は、やっと書類選考を通った会社の面接なので、精一杯やってきます。
応援ありがとうございます。