エンジニアとソーシャルメディアの付き合い方
みなさんこんにちわ。佐藤環(サトウ タマキ)です。
このコラムをご覧いただいている方々は、ほぼ毎日何かしらのソーシャルメディアに触れているかと思います。
中には企画や開発などで携わっている方々もいらっしゃるかと思いますが、みなさんはソーシャルメディアとどのように付き合っていますか?
【使ってる人】
- 新しいサービスだからとりあえず使ってる
- 情報収集に使ってる
- コミュニケーションの手段として使ってる
- 友人など周りの人から誘われてなんとなく使ってる
- マーケティングやプロモーションなど仕事の一環で利用している
【使ってない人】
- 面倒だから
- 言いたい事があれば電話 or メールする
- わざわざWebで発信したいことがない
- 個人情報など、情報の流出が怖い
など、使ってる/使ってないにかかわらず、理由はさまざまかと思います。
ちょっと古いですが、Tech総研から以下のようなデータが発表されています。
「エンジニア800人に聞いたソーシャルメディア利用実態」
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001864&rfr_id=kanren&__m=1
記事の齋藤さんがお話ししているように宣伝・広報・マーケティングへの利用というのもひとつの使いかたですが、ソーシャルメディアには会社としてではなく、エンジニア個人のブランディングを高めることもできます。
突然ですが、私は中途採用や開発パートナーでお問い合わせを頂いた方々をまずFacebookやTwitterでの投稿を拝見します。
更にお持ちの場合は「github」https://github.com/ にコードをあげているかもお伺いし、あれば確認します。他にもブログなどもあれば拝見します。
ここから判断できるのは、もちろん技術、他にエンジニアとしてのスタンスや日頃の仕事への取り組み方、意識しているモノなどです。
もちろん、投稿していることがすべてではないと思いますが、面接だけでは見れない部分が見えたりもします。
これは、何も転職に限ったことではありません。
ブログやソーシャルメディアの内容を見て、仕事の問い合わせや依頼をいただくこともありますし、ヘッドハンティングなどもあるかもしれません。
今までは裏方であまりおもてに出て来なかった優秀な方々がソーシャルメディアにより、自身をアピールすることができ、自分が入社したい会社、やりたかった業務に近づける可能性がでてきます。
こうなると、変わってくるのは個人の仕事だけではありません。
今までは会社の仕事を個人(社員)がしてきましたが、個人に名指しで依頼された仕事を会社が請け負うようなこともでてきます。
どこかの会社に依頼するのではなく、佐藤さんがいる会社、〇〇さんが所属する会社に依頼がくるようになります。その実績により、個人の価値はもちろんあがり、伴って企業の価値が上がっていく。
そうなってくると、個人が企業に所属している意味を問うことが出てきます。
これは人によって意見はさまざまかと思いますが、実際に会社に所属せずに個人で仕事を請負、どこかの企業に手伝ったもらいながら業務を行なっていくようなこともでてきています。
もちろん、バックボーン(企業)に所属していないことは、個人としてはリスクにもなりますし、個人では成し得ない組織でなければ達成できない目標もあるでしょう。
その方々の目的によって様々ではありますが、個人が働きやすい環境がソーシャルメディアによる整ってきています。
是非、この機会に自分が3年後、5年後、10年後何をしていたいか、どこにいたいかを見つめ直す機会になれば幸いです。