アメフトのタックル問題と、我々の危機管理について。
サーチマン佐藤です。
こんにちは。
まずは、業務連絡二つ。
一つ目。
Java初心者の皆様へ。
JDK(Java Development Kit)ありますよね。
現在、JDKは10が最新バージョンです。
Eclipseも、つい最近10対応になりました。
しかし、Tomcat(のEclipse連携)や
(負荷テストで使う)JMeterは、
10対応になっていないので、
現実的には、今のところ、
JDKは9を使っておいたほうが無難ですよ。
そのへんのことを総合的に考え、
最新のテキストになっていますので、
是非、ここから利用してみてくださいね。
二つ目。
先日、
「IT業界、セクハラ被害のお便り」を出しました。
このお便りは、一部の方からは、
「そんなこと、本当にあるの?」って、
大きな反響がありました。
しかし、現実です。
我が業界でさえもね。
ただし、思い込みが過ぎることは、
注意しましょうね。お互いに。
何事も、バランスで。
さて、今日の本題へ。
日大アメフトのタックルが、
社会問題になり、
先週、色んな会見がありました。
今のところ、
日大選手への批判は急速に収まり、
その矛先は、それ以外の方々、
はては司会者まで(苦笑)。
そんな状況を、自分に置き換え、
危機管理を考えます。
参考にすべきは、何故、
選手への批判は収まったのか?
つまり、我々に置き換えれば、
システムトラブルがあった時、
危機管理はどうあるべきか?と。
日大選手の会見、
「彼は正直に答えたし、上が悪いに決まっている」
と言う人も多いようですが、
そんな単純でもない。
(と思いますよ)
と言うのは、
マスコミが盛んに、
「指示があった」「監督が悪い」
と質問してくる中、
彼は一貫して、
「直接の指示はなかった」「悪いのは自分」
という態度を崩しませんでした。
つまり、逆に答えていた。
さらに言えば、例えば、
「アナタにとって、フットボールは何ですか?」
の質問に対しても・・・・・
たぶん、マスコミ的には、
「夢」とか言わせて、
「夢を奪った悪い大人」
という図式を作りたかった気がしますが、
それに対しても、彼は、
「楽しいスポーツで熱中した」に、
とどめている。
つまり、ここなんですね。
「ただ正直に」「ただ上が悪い」
という図式に乗らなかった。
その「潔さ」です。
(これは、覚悟が必要だったと思いますよ)
我々は、「潔さ」を好みます。
これは、伝わるんですよね。
まあ、マスコミの下らない質問が、
皮肉にも、彼の「潔さ」を際立たせたので、
「ナイス、マスコミ!」と嫌味も言っておきますが。
この「潔さ」に加え、もう一つ。
これは、あまり言われませんが、
彼が時系列の事実を、
ストーリーとして持ってきたこと。
私は、ここがポイントとみています。
日大選手は、
今回の事件につながる背景について、
3日前からの出来事を具体的に述べ、
そのストーリーを語りました。
ストーリーは、
人を納得させる。
「事実を、正直に語ればいい」って、
多くの人は言います。
確かに、まあ、
それは、そうなのですが、
彼が、事実を断片的に、
(質問に答える形で)回答していたら、
ここまでの納得感は出ないでしょう。
事実を時系列に並べ、
そのストーリーを語る。
実は、私も色んな場面で、
この手法を多用しています(苦笑)。
ストーリーは、腑に落ちるのです。
(わかりやすいのです)
ただし、ストーリーを語る時、
注意点があります。
当り前ですが、
決して嘘をついてはいけない。
嘘をついたら最後、
一時的には良くても、長い目でみたら、
逆効果になる。
詐欺師が典型ですけどね。
そういう意味では、両刃かな。
まあ、以上二つが、
今回のポイントとみています。
「潔さ」と「ストーリー」
我々もトラブルが起きた時、
「何で、こんなことが起きた?」
と怒られます。
その時、どんな態度で臨むべきか。
どんな危機管理すべきか。
「正直言えば、俺の責任じゃない」
と言いたくもなるでしょう。
しかし、まずは「潔さ」を演じる。
いや、演じると言うと語弊がある。
腹くくって、覚悟を決める。
そして、トラブルに至った経緯を、
事実を時系列に並べ、
そのストーリーを語る。
この二つです。
もちろん、我々の仕事は、
それに加え、対策案も必要ですけどね。
それ以前に、この二つ。
トラブルは、確かに危機ですが、
その対応の仕方で、
逆に信用される場合もある。
(我々の仕事は)
トラブルと隣り合わせです。
危機管理、
考えておきましょう。
ではでは、また次回に。
ありがとうございました。
●追伸
この件に限らずですが、
マスコミの薄っぺらい正義感、
私は、うんざりですけどね。
●追伸2
日大選手の発言、
もちろん、それが全て事実かどうかは、
私は知る由もないです。
今回の記事の趣旨は、
危機管理ですので、
そこは、ご了承くださいね。
------------------------------------
サーチマン佐藤のJava