洗脳こそ恐ろしい。私も考え直した。疑え、疑え、疑え
サーチマン佐藤です。
こんにちは。
前回の
「我々の勉強にも。豊洲移転問題アンケートのお願い2」
ですが、
まだまだ、受付中です。
このトピックは、
我々のプロジェクトにも通じるし、勉強になります。
是非、クリックして、
御協力くださいね。
一緒に勉強しましょう。
あっ、でも、アンケートを答えるにあたって、
ちょっと勘違いしている人がいるというか、
念のため言っておきますが、
私のアンケートでは、
「小池都知事の案はどうなのか?」
と問うていますが、
それは、「都民の立場で」
どうなのか?ですからね。
「選挙に勝つためには、仕方ないっしょ」
と、小池都知事の立場で
クリックする人がいるのですが、
そりゃ、小池さんの立場なら、
「素晴らしい」
か
「仕方ない」
となるに決まってます(苦笑)。
あくまで、都民の立場で
「素晴らしい」とか
「仕方なく受け入れる」のか、
「最悪」なのか、
「意味不明」なのかで、
お願いしますね。
さてさて。
今から、本題へ行きます。
しかし、今回は、とても怖い話。
ちょっと、覚悟を決めて。
では、いってみましょう。
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【洗脳】こそ、最も恐ろしい。疑え、疑え。論より証拠だ。
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日曜、私は、録画を観ました。
それは、
6月9日の夜、フジで放映された
「平成オンナの大事件」という番組。
ごろっと横になり、
ポテチ―食べ、ビール飲みながら、
気楽に見始めたのですが、
もう途中から、
怖くて怖くて、固まって
トイレにも行けませんでしたよ(苦笑)。
今でも、思い出すと震えます。
何が、そんなに恐ろしかったのか?
それは、「洗脳」で引き起こされた、
悲惨で凄惨な事件。
あらましを説明すると・・・・
その事件は、
「北九州連続監禁殺人事件」
と言われ、2002年発覚した。
(主犯の)
松永太は、1961年福岡県の生まれ。
生来の口達者で、ウソつき。
サイコパス。
「京大卒のインテリ」
「銀行のシステム管理者」
「NASAの研究者」等々、
様々な嘘をつき、
周囲を騙して、
悪徳詐欺を繰り返す。
(もう一人の主犯)
緒方純子は、松永の高校の同級生。
地元の名士の家に生まれ、
大人しくまじめなタイプ。
そんな純子と松永は、
高校時代に接点はなかったが、
高校卒業後、突然、
松永から純子に電話がかかってきた。
「久しぶりー、元気?」
これが悪夢の始まりだった。
その時、純子は、
男性との交際経験はなく、
地元の名士という自覚もあり、
突然の電話を怪しみ、用心深くしていた。
しかし、松永は、
爽やかなルックスと、
しゃべりの面白さ、経歴(詐称)で魅了し、
あっと言う間に、交際がスタート。
純子は、松永にのめりこんだ。
しかし、そこから
松永の態度は豹変する。
純子に暴力をふるい、
次第に支配下に置く関係に。
二人は結婚し、
詐欺商売を始めるが、バレて逃亡。
窮乏した松永は、
純子の実家に目をつける。
純子の実家の父母、妹家族を、
言葉巧みに呼び出し、同居する。
しかし、同居を始めると、
松永は、またしても暴力と言葉で、
家族を洗脳し、
家族の財産を全て没収する。
あげくのはてに、
洗脳された家族同士が、
殺し合うことになり、残ったのは純子だけ。
この間、松永は、
一切、手を下さなかった。
家族が、そうなるように
仕向けたのだ。
2002年、事件は発覚した。
10年間の悪夢は、終わった。
(当時、あまりに凄惨で
報道規制がかかったらしい)
これが、事件のあらましです。
私は、この事件を録画で観て、
恐怖で震えましたが、
少し落ち着いて思ったのは、二つ。
一つは、
「京大卒のインテリ」
「銀行のシステム管理者」
「NASAの研究者」とか、
簡単に見抜けるようなウソでも、
騙されてしまう人がいる、ということ。
もう一つは、
これは、より恐ろしく、
私も認識を改めたのですが、
暴力や暴言による洗脳は、
考える力を完全に奪いとる、ということ。
(家族同士で憎みあい、殺し合うまでいくのだ)
例えば、我々の仕事でも、
横暴な上司やお客さんはいる。
私は、たいていの場合、
「がんばれ」と言う。
今は辛くても、
その苦労は将来報われる、とも言う。
でも、理不尽過ぎるなら、「辞めろ」とも言う。
これで、(論理的には)
何も問題がない、と思っていた。
実際、多くの場合、
それは「正しい」と今でも思う。
しかし、だ。
洗脳が過ぎると、考える力を奪われ、
がんばることも、辞めることもできない状況に
追い詰められる。
そんな状況が、
稀にだが、ある。
私は、少し考えを変えた。
で、私が思うに、
洗脳されたらお終いというか、
そこから抜け出すのは、非常に困難。
だから、その前が、とっても大事。
まず、基本的に、
言ってることと、やってることが違う人、
ダブルスタンダードな人を
近づけてはいけない。
万一、近づいてしまったら、
すぐに逃げられるようにしておくこと。
逃げられるって、
具体的には、我々は技術者です。
技術を磨いて、
どこでも飯が食えるようにしておく。
そこにすがって生きていくしかないと、
やはり、苦しい。
ま、健康に例えるなら、
病気になりそうな場所に近づかないと同時に、
基礎体力をつけよう、って感じでしょうか。
ちょっと違うかな?(笑)
でも、言いたいことは
伝わりますよね。
いや、それにしても恐ろしい話でしょ。
仕事がうまくいかないとか、
レベルの違う話です。
仕事がうまくいかない程度は、
人生の素晴らしさの一部ですが、
人生には、
絶対にハマってはいけない落とし穴もある。
本当に本当に、
気をつけましょうね。
以上、
ペラペラの嘘に騙されないこと、
洗脳の恐怖について話してみました。
ではでは、また。
ありがとうございました。