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最も稼げるIT関連技術はAWS、その波は来ているのか?

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サーチマン佐藤です。
こんにちは。

AWS、ご存知ですよね?

Amazon Web Servicesの略で、
アマゾンのクラウドサービスです。

そのAWSのこと調べていたのですが、
意外なこともわかったので、
ここに報告しておきますね。


まずですね、一般的にアマゾンと言えば、
本や家電のEC(電子商取引)事業が
メインだと思いますよね。

AWSなんて、まだまだ小さいと。


確かに、昨年の
アマゾン・ドットコムの連結決算を見ると、
全売上1300億ドル(13兆円)に対して、
AWSは122億ドル(1.2兆円)なので、

AWSの売上は、全体の10%程度。
確かに、まだまだ小さい。

でもね、利益は違うんですよ。


アマゾンの利益42億ドル(4200億円)のうち、
AWSは29億ドル(2900億円)を稼いでいる。

実に、四分の三は、
AWSが稼いでいるのです。

完全に本業上回っていて、
ネット上の本屋とか言っている場合じゃない(笑)。

意外?


でも、よくよく考えれば、
不動産の大家さんと一緒で、
AWSは経費かかりませんからね~。

借りてくれる人がいれば、
寝てても儲かる(笑)。


それにしても、
AWSが始まったのは10年前でしょ。

もともとは、(今でも)
アマゾンは通販の会社で、

その通販をスムーズに行うために、
サーバー運用のノウハウが蓄積された。

で、そのノウハウを
社外に向けたら、稼ぎ頭になった。

う~ん、なんという効率の良さ。


でも、以前も言いましたが、
これは個人にも言えることですよ。

アナタも何か一生懸命仕事しますよね。

その仕事のノウハウを、
今度は他人に向けてみる。

知識やノウハウを資産に変える、
素敵な話になるはずですよ。きっと。


・・・・閑話休題。


すみません、
余計なお節介ですね。


アマゾンの話に戻しましょう。

でね、そんなAWS伸張にともない、
AWS周りの技術者も、
どんどん儲かっているらしい。


何故なら、昨年
(米)グローバルナレッジが調査したところ、
2016年の最も稼げるIT関連の資格は、

なんと、
「AWS認定技術者」と出たのです。

平均年収、約1300万円。

この波、
日本にも来るのではないでしょうか?

以前(いや、今でも)、
サーバーを入れて、ネット―ワークを繋いで、
ソフトをインストールするって、・・・大仕事ですからね。

でも、AWSならボタン一発でしょ。
たった数分です(笑)。

全てをAWSに置き換えなくても、
ハイブリッドで使う会社は、
どんどん出てくる。


一方の保守です。

ITインフラをAWS(クラウド)に移した時、
いわゆる保守やっていた人は、不要になる。


ちなみにですが、ここ3年間の
AWSの売り上げの推移は、以下です。

2014年 46億ドル
2015年 79億ドル
2016年 122億ドル

なんじゃ、こりゃ!?
ってくらい、伸びているわけです。

その結果として、
人材の置き換え、
勉強のし直し、

その大きな波が、
来るのではないでしょうか?
(いや、既に来ている)

調べていて、
なんだか怖くなりましたよ。

まあ、恐がってばかりいても仕方ありません。

勉強です。

よかったら、私のまとめたレポート

クラウドの定義と3つの利用形態

で、クラウド、AWSの勉強してみましょう。

ではでは、また。

ありがとうございました。

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