今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

401.Pythonにまつわる8つのトレンド

»

初回:2025/1/29

 早いもので、1月も終わろうとしています。なのに、python ネタが一つもないという事実に愕然としてしまいます。

P子「いつも通りじゃないの?」※1

 まあ、ここのコラムでまともなpython ネタなんてめったに見ることができないので、良いと言えばよいのですが、少しはまともな話もしておきたいと思います。

 そこで『Pythonにまつわる8つのトレンド』という記事を元に、自分自身のトレンド度を振り返ってみたいと思います。

P子「トレンド度って、急上昇中ワードみたいで面白いわね」

1.『8つのトレンド』

 まずは、いつもの事ですが参考元ネタを...。

 ≪参考資料1≫
  https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2501/11/news073.html
  Python開発者調査が明らかにする、Pythonにまつわる8つのトレンド
  2025年01月11日 08時00分 公開
  『この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。』

 会員限定記事ですが、まだ会員登録されていないなら、この際アイティメディアIDに会員登録して、いろんな記事を読む方が、私のコラムを流し読みするよりはるかに勉強になると思いますので、おすすめです。

 トレンド1:Python利用が急成長

 機械学習ブームというか、python 関係の伸びはすごいです。正直、私的には使いにくくストレスがたまる文法ですが、ものすごい数のモジュールや第三者パッケージがあるので、作りたいシステムが比較的簡単に短時間で作成できます。
 特に、私はラズパイ信者なので、その手軽さはすごく便利です。

P子「つまり、トレンドポイント1点獲得という事ね」

 なんですか、それ?

 トレンド2:Python開発者の41%が経験年数2年未満

 まあ、ブームで新規参入者が多いという事は、経験者が少ないという事でしょう。私がこのコラムを書き始めたのが、2018/08/08 なので、6年ちょっとという事でしょうか?

P子「割と長いのね...能力の割に」

 一言多いです。ですが、趣味で使ってるだけなので、まあ、こんなもんでしょう。

 トレンド3:Pythonにまつわる情報収集の多様化

 これもpython人気というか、参入者が多いので、色々な情報入手手段も自然と多くなってくるというものです、特に最近では、AI補助によるコーディングが使えるので、以前みたいにWeb検索して記事を見つけて類似のコードを探し、場合によっては、複数の記事のコードを合成して作るという作業が、AI検索で、一気に作りたいソースコード(に非常に近いコード)を生成してくれるので、生産性が大幅に上がってきていると思います。

 トレンド4:Python 3とPython 2の対立は遠い過去のものに

 これも、python を始めたころは、Web検索でソースコードを見つけても、2系が色々と引っかかってきました。今では3系一本で問題ありません。それよりも若干、3系でも機能追加されたコードが引っかかってきたりするので、自分の実行環境は、出来るだけ新しくしています。

P子「趣味のpythonだから出来る事なのよね」

 トレンド5:Pythonで人気のWebフレームワーク

 人気のWebフレームワークは「Flask」「Django」「FastAPI」という事ですが、ラズパイ一択の私は、『bottle』をベースに使っています。

 267.ラズパイ無双[13_bottle vs flask]

  に、『bottle』と『Flask』の比較記事を載せていますので、参考に。

 ちなみに、当時使っていた、≪OSDN の作業部屋≫ですが、OSDN(旧 SourceForge.JP)が、中国企業が運営を開始してから、アクセス不能状態になり使えないと思います。

 トレンド6:Pythonで構築されたほとんどのWebアプリがクラウド上で実行

 私は、ラズパイを主戦場としているので、クラウド上では動かしていません。これって、AWS上のサーバーレス(ラムダ)の事でしょうか?確かに、業務でWebアプリを作る場合は、そうなるのかもしれません。

P子「トレンドポイント 獲得ならずね」

 トレンド7:コンテナがVM(仮想マシン)やハードウェアを上回る

 コンテナ技術は、まだ手付かずです。ラズパイでもDockerを動かしている例は色々と書かれていますが、いまいち触手が動きません。

 トレンド8:Pythonパッケージマネジャーとして「uv」が注目される

 私は、『pip』か『apt』しか使っていません。

P子「『apt』はLinuxディストリビューションのパッケージ管理ツールで、『pip』はpythonのパッケージ管理ツールよ」

 この辺りのパッケージ管理は、なかなか複雑で、sudo を付けるか付けないかでインストールされる場所も違ったりします。また、ラズパイのOSが、bookworm になってから、pip でインストールするのではなく、venv で仮想環境 を作る必要が出てきました。まあ、ラズパイなので、--break-system-packages オプションを指定して、システム環境にまぜこぜにインストールしていますけど。

P子「そのあたりをきちんとするために、コンテナ技術が必要なのかもね」

2.まとめ

 私自身は、トレンド 6,7,8 は該当しません。さらに言うと、Flaskも使っていないので、トレンド5も除外すると、4/8 となり、トレンド度 50%という所でしょうか?

P子「どっちつかずのトレンド度ね」

 まあ、そんなもんでしょう。あまり流行を追いかけるなんてしていませんが、ある程度トレンド情報を追いかけておくことで、何が主流になるのか見極めることが出来るようになります。もちろん、ぽしゃるトレンドもありますが、そのあたりはアーリーアダプタ位の位置がちょうどよいのではないかと思っています。

P子「早すぎるのは趣味の人に任せて、遅すぎるのは技術者としてのアンテナ不足ね」

 早い遅いは、その人の立ち位置と考え方にも依存するので、良い悪いは言えませんが、知っているだけでも知らないよりは手数が増えるので良いと思います。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「いつも通りじゃないの?」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する