340.決めゼリフ
初回:2023/11/29
アニメやドラマで一番盛り上がる場面で『決めゼリフ』が使われることがあります。
P子「あれって結構癖になるのよね」※1
知らず知らずの間に心待ちにしていて『ほら出た』みたいに一人で盛り上がったりしてしまいます。それほど『決めゼリフ』の効果は絶大だと思っています。
P子「そんな大げさなことは無いと思うけどな~」
1.ドラマ編
まずは、ドラマで使われる『決めゼリフ』を見ていきましょう。
「この紋所が目に入らぬかっ!!こちらにおわすお方をどなたと心得る!恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ!!一同!ご老公の御前である。頭が高い!控えおろう!!」(水戸黄門)
P子「まあ、決めゼリフの代名詞みたいなものよね」
「一つ、人の世の生き血を啜り、二つ、不埒な悪行三昧、三つ、醜い浮世の鬼を、退治てくれよう、桃太郎」(桃太郎侍)
P子「『何者だ!』...『「桃から生まれた桃太郎』の方が決めゼリフっぽいと思うわよ」
「手前ら人間じゃねえや!叩き斬ってやる!」(破れ傘刀舟悪人狩り)
P子「やっぱり時代劇は萬屋錦之介さんががっこいいわね」
「この金さんの桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみろい!!」(遠山の金さん)
P子「ねえ、時代劇ばっかりで今の若い人がついてこれないんじゃないの?」
時代劇って勧善懲悪っていうか、必ず悪者を成敗するストーリー展開が同じになるから『決めゼリフ』がぴったりくるんです。
「私、失敗しないので」(ドクターX ~外科医・大門未知子~)
P子「これって、応用範囲が広いのよね」
「同情するなら金をくれ!」(家なき子)
P子「また古い方に戻っていったわよ」
「公務員、なめないでくださいね。」(ゼイチョー)
P子「無理から新しい所に持ってきわわね」
2.アニメ編
アニメも時代劇と同じで主人公が悪を倒す場合とか謎を解く場合とかストーリー展開がパターン化していると、『決めゼリフ』が有効に働くと思います。
「お前はもう死んでいる」(北斗の拳)
P子「すでに古典落語みたいなものね」
「月に代わっておしおきよ!」(美少女戦士セーラームーン)
P子「その年代の女の子なら、だれでも知ってるセリフよね」
「これでいいのだ!」(天才バカボン)
P子「もう、ほとんど誰も知らないんじゃないの?」
「あくまで執事ですから」(黒執事)
P子「嘘は言ってないものね」
「まだまだだね」(テニスの王子様)
P子「上司に完成具合を尋ねられた時に使うといいよね」
「やれやれだぜ」(ジョジョの奇妙な冒険シリーズ)
P子「部下に完成具合を尋ねた時に『まだまだだね』と答えたときに使うといいよね」
3.ITシステム編
我々の開発現場でよく使われる『決めゼリフ』を集めてみました。
「それは仕様です」(不具合じゃないのと顧客に責められた場合に使う)
P子「3回までしか使えない魔法の言葉ね」
「いい感じに仕上げといて」(顧客に画面イメージを確認したときのお言葉)
P子「何をどうしたって後で改修が入るのよね」
「ちゃちゃっとやっといて」(上司が部下に仕事を依頼する時)
P子「本流は早そうに見えて、枝葉の処理に時間がかかるのよね」
「今月中でお願い」(大抵、28日とか29日に頼んでくる仕事)
P子「12月なら今年中で、3月なら今期中でって、言うのよね」
4.まとめ
『決めゼリフ』って、一番盛り上がってきたところで出るので印象深くなります。それ以外にも常套句というか、話の中に特徴的な言葉が入りケースも結構好きです。例えば、「ウチのカミさんがね」(刑事コロンボ)とか別に犯人を追い詰める場面ではなく、どちらかというと本筋に入る前に使われる言葉でも、その人物描写を的確に表している言葉も印象的です。
実際に職場で『決めゼリフ』を使うケースはないかも知れませんが、ちょっと気の利いた場面で応用してみると、場が和むかもしれませんよ。
P子「『あっしにゃあ、関りのねぇこって』(木枯らし紋次郎)」
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「あれって結構癖になるのよね」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。
《参考資料》
https://dic.pixiv.net/a/%E6%B1%BA%E3%82%81%E5%8F%B0%E8%A9%9E
決め台詞
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