333.『じゃあ、どうする?』
初回:2023/10/11
久しぶりに『目から鱗』が落ちるというか、なかなかいいじゃないか? と思える言葉に出会えました。
P子「また、パクパクの実の能力を発揮するの?」※1
いえ、リスペクトです。
1.気づきだけではダメ
≪参考1≫
https://el.jibun.atmarkit.co.jp/career/2023/10/595.html
第595回 気づきに価値を与える方法
2023/10/02
キャリアコンサルタント高橋
『気づきを促す』のは、比較的簡単だと思っています。
P子「そんなことないでしょ」
まあ、そんなことは無いのは確かですが、ここでは『キャリコン』とかその手の話ではなく、もっと一般的なケースでの『気づき』について取り上げています。例えば、普通に会議とかでプロジェクトで発生した問題とかについて、再発防止策を検討するなど行う場合、何が問題で次にどうすればよいとか、話し合うと思います。そういうケースでは、担当者自身に気づきを与えると同時に、『じゃあ、どうする?』という所まで議論します。
P子「じゃあ、目から鱗レベルじゃなくって、日常茶わん蒸しじゃないの?」
茶わん蒸しも好きですが、この話を聞いた時、もっと色々な所で使える、応用範囲の広い言葉だなと感じました。
例えば、展示会などに出張した場合、出張報告書のようなものを作りますが、大抵作って終わりです。出張した人たちは、それなりに『気づき』を持って帰ってきます。しかし本当にそれだけです。そのような場合『じゃあ、どうする?』と問いかけるとどうなるでしょうか?
P子「うっとうしがられて、避けられるんじゃないの?」
確かにそうですが、何かを見て感じた後で、『じゃあ、どうする?』と問われると、自身を見直し、何ができて何ができないかを再確認することができます。すると、何らかのアクションを起こそうと考える人が出てきます。
もちろん、それだけで終わる人もいますが、行動まで強制できませんので、あとは本人のやる気次第という事になりますが、この『気づきの後始末』とでもいうのでしょうか、『じゃあ、どうする?』という言葉には、大きな力があるように感じました。
2.『じゃあ、どうする?』の自問自答
さて、ここまでは、他人に対して使うケースを想定していましたが、私が最も良いなと思ったというか、反省したのは、『じゃあ、どうする?』は自分に向けて使うのが最も効果的だと感じたことです。
先の展示会の話で言うと、展示会で見てきた色々な新機能や新しい考え方などを持ち帰り、自社商品の改善の参考にしたりしました。
P子「パクパクじゃないのね」
それらは、何の気なしに行っていたので、本当に見てきて『ああすごい』とか『良い機能だな』と思うだけでアクションまで結びついてこなかったことも、多々ありました。
そこで意識的に『じゃあ、どうする?』を自問自答することで、単なる気づきだけではなくそこから無理やりにでもアクションに結びつけることができれば、直接見てきたことだけではなく、そこから応用、発展させた形で何らかの形にできるかもしれません。
これを意識的に行うようにするというのが、ものすごい気づきでした。
P子「まあ、あなたの場合、行動力がないものね」
3.まとめ
『じゃあ、どうする?』を軽い感じで使うのが良いと思いました。あまりあちらこちらで使うと、うっとうしがられそうです。
それと、自問自答に使うのが、最も効果的だと思いました。それなら、周りの人たちからうっとうしがられることもないでしょう。
こういうちょっとしたことでも良いので、気づきとアクションをセットで考える習慣を作るのは良いことだと思いました。
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「また、パクパクの実の能力を発揮するの?」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。