今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

323.出世するために必要なこと

»

初回:2023/8/2

 この手の話に正解はありませんが、『ああ、なるほど』と感じれば実践すればよいと思いますし、『ちょっと違う』と感じれば無視すればよいと思います。所詮、成功体験などは、成功した人の後付けの話なので、何とでも言えます。

P子「でも、あなたの成功体験じゃないでしょ」※1

 そうですね。でも、私がそうであったなら、きっと出世していたという自信はあります。

1.あなたは人が好きですか?

 『出世するために必要なこと』の条件は『人が好き』なことです。

P子「今回は、これで終了~」

 まあ、そうなんですけど、一応説明していきたいと思います。

 言葉って単純な単語だけだと、人それぞれ受け取り方が異なります。まずは、少しくどいかもしれませんが、言葉の定義を行っておきます。

 人が好きという単語は、『愛してる』ではなく『興味がある』と受け取ってください。人に興味があるという事は、人を良く観察しているという事ですし、その観察の方法も、悪いところが気になるのではなく、良い所を探そうとするでしょう。

P子「減点方式じゃなくって、加点方式で人を見るのね」

 それに、自分の事を良く思ってくれている部下、同僚、上司に対して、悪い感情を持つより良い感情を持つでしょう。

P子「能力の低い上司でも?」

 それは減点方式で上司を見ているからです。加点方式なら、きっと良い上司に見えたでしょう。

 あと、前提として『出世』という単語を使っているので、あくまで対象はサラリーマンです。成功とか資産倍増とかの場合は、完全に当てはまらないかもしれませんから、ご了承ください。

P子「でも、フリーランスとかでも人懐っこい人って、有利なんじゃない」

 人生において、とても有利だと思いますが、だからと言って人嫌いな人の人生が終わっているなんてことは無いと思います。

P子「自分に言い聞かせてるのね」

2.技術者が出世しにくい理由

 技術者って、人嫌いな人が多いので出世しにくいという事です。

P子「それって、バイアス掛かってるわよ」

 まあ、文系・理系で分けるとすれば、人に興味がある場合は文系に、現象や事象に興味がある場合は理系に進みます。そして技術者に占める理系の割合は営業に占める理系の割合よりも多いでしょう。

P子「理系なら営業より技術職を選ぶ確率は高いでしょうけど、技術職だからって文系の人もいるわよ」

 さて、ここでクイズです。

 人に興味がある文系出身の技術者で、技術者としての能力が一般レベルの人と、人に興味がない理系出身の技術者で、技術レベルは相当高い人がいるとします。どちらが出世するでしょうか?

P子「普通に答えれば、技術レベルの高い技術者でしょうけど、クイズなので文系出身の一般レベルの技術者かしら」

 二択のクイズで深読みして答えないでください。...正解です。

 サラリーマンの世界では、一人の優秀な技術者の存在はそれなりに重要ですが、実際問題、複雑怪奇なシステムを組まれるよりも、多くの技術者を統括して一般的なシステムを作ることの方が多くあります。その場合の統括者として、人に興味があり多くの人に好かれている一般レベルの技術者と、優秀な技術者だが、人に関心がなく技術バカと言われる人とどちらが良いでしょうか?

 そうやって考えると、出世する/しないの要件として、技術力の高低より人に好かれるかどうか、そのためには人に興味があるかどうかが、重要だと思います。

P子「まあ、技術者との会話がきっちりできれば、話の分かる人柄の良い上司なら、いいかな」

3.まとめ

 今回は、最初に答えを書いているので、多くの事を語る必要はないでしょう。

 人が好きというのは、人に興味があり、人にやさしく、人を評価する場合、良い所を伸ばそうとするし、悪い所は余り気にならないでしょうし、上司、部下、同僚と仲良くできるでしょう。

 加点方式の上司なら、問題点や失敗があってもすぐに報告し傷口が広がる前に手が打てるでしょう。

 また、そのような人は、色々な人に好かれるでしょうし、そういう人の下で働きたいと思うでしょう。

 それらは、その人を査定する上司から見ても組織をうまくまとめる力があると思うでしょう。

P子「つまり、出世するために必要なことは、技術力より人柄という事ね」

 今の日本の技術力の衰退を見ると、それが良いことかどうかは判りませんが、日本では事実だと思います。

 ほな、さいなら

======= <<注釈>>=======

※1 P子「でも、あなたの成功体験じゃないでしょ」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する