276.国葬が反対というよりも・・・
初回:2022/9/26
まず、そもそもどのような理由があるにせよ『暴力』で物事を解決しようとするのは、『民主主義の否定』だと思います。
所が、理由も法的根拠も明確でなく『国権の最高機関である国会』を通さず、一部の人達の考えだけで『強行』するのも『民主主義の否定』だと思います。
P子「最初の言い方もまずかったかもね」※1
「これは理屈じゃねえんだよ」って言ったり、「国葬やらなかったらばか」って言ったり、"国民に黙とうを要請するかどうか検討中"という閣議決定がなされたり、国葬に反対する野党に対し「国民の声や認識とは、かなりずれている」と言ったり...
選挙で大勝ちすると、ここまでつけあがるとは思いませんでした。
P子「思ってたでしょ」
まあ、思ってました...というか、そういう雰囲気がずっと続いていましたから。
1.非を認めない
≪参考1≫
https://www.tokyo-np.co.jp/article/199210
安倍元首相の国葬 「国会に諮らないで決めたのは誤りでは」
本紙が岸田首相に質問をぶつけたところ...
2022年8月31日 20時07分 東京新聞
例えば、国葬決定のプロセスで、国会を無視して内閣だけで決定したことについて、『誤りとは認めなかった』そうです。
P子「認めた時点で、退任でしょうね」
どこかの国の大統領が、戦争を始めたのが間違いだったと認めないのと同じ構造です。保身のために非を認めない場合、周りが回りがケリを付けるしかありません。回りがケリを付けないならば、さらにその周りがケリを付けなければいけません。
また、国葬には各国から要人の参列希望が寄せられているから「日本国として礼節を持って応えることが必要だ」と強調...つまり、国民でも、国民の代表で構成された国会でもなく、内閣が自分たちを『日本国』と考えているという事に、寒さを感じます。
P子「日本国を守るために軍備増強、兵隊になってねって、暗に政府を守れって言ってるって事ね」
与党が大勝ちしている国会で審議すれば、野党が反対したとしても通るでしょうし、そもそも、野党にもきちんと礼節を尽くして説得していれば、共産党以外全員賛成とかできたかもしれません。
≪参考2≫
https://www.tokyo-np.co.jp/article/204088
国葬決定「国会関与求められる」衆院法制局などが見解
直前になって自民党内からも批判の声
2022年9月23日 06時00分 東京新聞
2.国葬経費
≪参考3≫
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63004222
「なぜ安倍元首相の国葬費用はエリザベス女王より高い?」、日本で話題に
概算16億6000万円と言われています。
もちろん、要人が集まるので警備費用とか宿泊施設の準備とか経費が掛かるのは仕方がない所でしょう。
ただ、『国葬の演出業務について一般競争入札に参加したのが1社のみで、都内のイベント会社ムラヤマだったと報道』され、批判が集まった。ムラヤマは過去に安倍氏主催の「桜を見る会」でも、会場設営業務を担った。
とのこと。
完全に『白』で全く問題が無いとしても、そこに発注するというのは無用な誤解を与えかねません。よっぽど『白』という自信があったのか『黒でもバレない』と高をくくっているのか...
P子「『黒』でも選挙で勝てるからでしょ」
≪参考4≫
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/154129?display=1
コロナワクチンで下半身不随に...医師は「治らない」と宣告
重くのしかかるのは医療費+リフォーム費は700万円以上
2022年9月16日(金) 16:27
医師の診断書に「接種により引き起こされた」とワクチンの後遺症であることが指摘されているにも関わらず、『国のワクチン副反応の救済制度にも申請しましたが今のところ認められず』だそうです。
もちろん、国葬にかかる費用と、ワクチン副反応の救済制度は別物ですが『誰に出すのか』を決める基準が、どうも身内には優しく国民には厳しく感じます。
≪参考5≫
https://www.news-postseven.com/archives/20200612_1569947.html?DETAIL
自民党議員に税金から200万円支給、申請不要で即時振り込み
2020.06.12 11:00 週刊ポスト
全国民に一律10万円を配る「特別定額給付金」の支給が遅れている中、衆参の自民党議員にはいち早く「給付金」が届けられていた。
≪参考6≫
https://www.tokyo-np.co.jp/article/170399
月100万円「目的外」使用を合法化へ 国会議員文通費で共産除く与野党が合意 専門家「横流しを正当化」と批判
2022年4月8日 06時00分 東京新聞
2021年の10月31日投開票の衆院選で当選した新人らに10月分が満額支給された『文書通信交通滞在費(文通費)』でもめていましたが、日割りにすることは決定されましたが、「目的外」使用を合法化するという、改悪がなされました。
やりたい放題ですが、自民党圧勝というのは、国民の意思という事です。
3.昔の自民党は...
あくまで私の個人的な感想ですが、昔の自民党は、党内に色々な意見がありました。ハト派、タカ派とか、悪しき習慣である派閥とか色々あったが、内部でけん制し合いながら、国会で討論されていたと思います。
要するに、国民の色々な意見を代弁しているような政党であり、自己抑制も効いていたと思います。
P子「本当に個人的な感想ね」
所が、今の自民党は、どうも思い上がっているというか、野党がポンコツすぎて無敵状態なので自信過剰になっているというか、国民の声を聴こうとしていない気がします。
P子「じゃあ、自民党と同じ思想の党がもう一つあって、二大政党制がいいって事?」
それはそれで怖いです。
国民一人一人が違う中で、色々な意見や考え、環境が異なる人々の意見をきちんと聞いて、それぞれが納得できるように、国会が機能してくれればいいと思います。
ただ、全く同じ思想の党でも、互いにけん制し合うだけでも今よりずっと良くなる気はします。
まずは、野党がきっちり仕事が出来る環境を考えるべきでしょう。そのためには、『小選挙区制』ではなく、『中選挙区制』に戻し、与党、野党の複数人が当選できる仕組みにすべきでしょう。選挙にお金がかかるといっても、今ならネットの利用など、方法はいくらでもあるでしょう。
P子「在宅立候補ね」
インフラ選定業者の一般競争入札に参加したのが1社のみ...なんてことにならないように願います。
ほな、さいなら
======= <<注釈>>=======
※1 P子「最初の言い方もまずかったかもね」
P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。
コメント
国葬感動
相変わらず偏った目線ですね。
所謂パヨク的な。
>所が、理由も法的根拠も明確でなく『国権の最高機関である国会』を通さず、一部の人達の考えだけで『強行』するのも『民主主義の否定』だと思います。
内閣だけで決めることが全て民主主義の否定だと?
内閣だけで決められることは沢山ありますが。どこからどこまで内閣が決めてよいかを法的に判断するのは司法であり、司法は国葬の差し止めにNGをだしています。
司法権を超えて国葬を違憲、違法と批判している人もいますが、それこそ司法権の侵害でしょう。
>ただ、『国葬の演出業務について一般競争入札に参加したのが1社のみで、都内のイベント会社ムラヤマだったと報道』され、批判が集まった。ムラヤマは過去に安倍氏主催の「桜を見る会」でも、会場設営業務を担った。
入札の経緯をもう少し調べてから書いた方がいいんじゃないでしょうか。
貴方の記事全般に共通することですが、
自分への過剰な自信と、思い込みの強さが全てに表れています。
そして自分の意見を批判する内容を一切受け入れようとしない。常に自分が正しいという確証バイアスに毒された記事とコメントを書いている。
こういう人が作るシステム、こういう人がテストしてシステムを使う気にはとてもなれませんね。
そもそもエンジニアライフはこういう政治的主張をスペースを使って行うことを本当に是としているのでしょうか。
公式見解を望みます。
蘭
事実誤認が多すぎてどこから突っ込むべきなのか。
まず法的根拠がないというのは無理筋ですよ。
内閣府設置法は充分な法的根拠になります。
しかも、司法の判断も国葬を止めない判断です。
あなたの感覚は司法より上位に立つんですか?
モウスコシ勉強したほうがいいと思います。
ちゃとらん
国葬感動さん、コメントありがとうございます。
まず最初に、私は賛成とも反対とも書いていません。『国会で決議』した方が良かったのではと、思っています。これは、自民党の石破茂元幹事長も同様の意見をお持ちです。
そして、野党に対しても真摯に対応していれば、これほど反対派も増えなかったのではと思っています。
あと、今回は政治的主張というより、エンジニアが思っていること、感じていることを書いているつもりで、エンジニアライフの趣旨と合っています。
# 誰かを傷つけているつもりはありませんし。
一方的に批判される前に、なぜ、反対派がこれほど多くなってしまったかを、冷静に考えた方が良いと思います。
ちゃとらん
蘭さん、コメントありがとうございます。
> まず法的根拠がないというのは無理筋ですよ。
本当に無理筋なら、裁判沙汰になったりしないと思います。
それより、内閣府設置法で強行突破しようとした行為が、無理筋だったのではないか?と思います。(なので、反対意見があれほど多く上がってしまった)
> 司法の判断も国葬を止めない判断です。
> 内閣府設置法は充分な法的根拠になります。
この、充分(十分)な・・・て十分でないから、裁判だたになっているのでは?
立法、司法、行政は、三権分立ですが、三権独立ではありません。
司法も上に行くほど、政府寄りになるのは周知の事実でしょう。
といって、私は元々『違法だ』なんて言っていません。(法的根拠も明確でなく)という表現にしています。
国会決議で国葬の法律化が行われていれば、法的根拠は明確になった(異論はあるでしょうけど)と思っています。
> モウスコシ勉強したほうがいいと思います。
モウスコシ なんですね。モット勉強しろ・・・と言われなくてよかったです。
賛成だけど……
>所が、理由も法的根拠も明確でなく『国権の最高機関である国会』を通さず、一部の人達の考えだけで『強行』するのも『民主主義の否定』だと思います。
・この部分、同意いたします。
内閣のみでの決定は、野党だけでなく与党に対しても配慮不足だと考えます。
時間的な猶予もあるので、国会を召集した上で「暴力による民主主義の否定は許されない、テロによって民主主義は否定されない旨を発信するため、国葬としたい。協力をお願いする。」と、主張していれば結果は違ったのではないかと思います。
法的根拠云々に関しては、国葬ではなく「国葬儀」とすることで、内閣府設置法における「国の儀式」の範疇である旨を、内閣法制局に確認したと主張していますが……
これ、内閣法制局が「問題あり」と回答していたらどうしていたのでしょうね?
>所が、今の自民党は、どうも思い上がっているというか、野党がポンコツすぎて無敵状態なので自信過剰になっているというか、国民の声を聴こうとしていない気がします。
・ここについても、強く同意します。
政権を奪取するという気概の野党が不在していることで、選挙がただの信任投票になっているのではないかと危惧しております。
現在の立憲民主党のように「野党第一党であることが目的」みたいな野党は害悪でしかないと思います。
>まずは、野党がきっちり仕事が出来る環境を考えるべきでしょう。そのためには、『小選挙区制』ではなく、『中選挙区制』に戻し、与党、野党の複数人が当選できる仕組みにすべきでしょう。
・個人的な意見ですが、当選しやすさよりも「ダメな議員は落選させる」事を重視したいため、中選挙区制よりも小選挙区制で比例重複廃止が良いかなと考えております。
ちゃとらん
賛成だけど……さん、コメントありがとうございます。
> 個人的な意見ですが、当選しやすさよりも「ダメな議員は落選させる」事を重視したいため、中選挙区制よりも小選挙区制で比例重複廃止が良いかなと考えております。
順番としては、比例重複廃止 → 比例廃止 → 中選挙区制 でしょうか?(個人的には…ですけど)
比例って、個人ではなく政党に入れている訳で、党を除名されても議員としての地位は保たれます。それもおかしいのですが、除名=議員辞職にすると、党の方針に逆らえなくなるので、個人として議員をしている必要性もありません。どっちにしてもおかしな制度で、小選挙区で大政党が勝つようにした手前、死に票を減らす目的(目くらまし)で導入された制度なので、矛盾がいっぱいです。
# また、有りもしない陰謀論を言ってると言われそうですけど。