今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

255.審判の機械判定は時代の流れ

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初回:2022/5/4

追加:2022/5/5

 白井球審が佐々木投手に血相を変えて詰め寄った問題は、現役選手や野球関係者OBだけにとどまらず、芸能人や一般人を巻き込んで色々な意見で盛り上がってきています。

P子「ラズパイ無双、やっぱり3回で終了ね」※1

 いえ、違います。連休中なので読者も少ないと思って、普通のコラムに変更しただけです。

1.白井球審は悪者なのか?

 最初に私の考えを言っておくと、白井球審は単なる『昭和の審判』なだけです。森元首相が『昭和のおっちゃん』感覚の失言で東京五輪の会長を辞任したのと同じです。

P子「それって、退場宣告してるの?」

 トップと、一審判じゃ、責任のレベルが違うので退場の必要はないと思いますが、組織のトップ(日本野球機構(NPB))が何らかの処置を行うべきだと思っています。

 そもそも『審判』の権限の幅が大きすぎると感じています。ほとんど独裁政治に近い権限が与えられているのではないかと感じています。

P子「〇〇〇の国のトップみたいなものね」

 〇〇〇には、カタカナ3文字か漢字3文字の好きな方を入れてください。

 そもそも、誤審とかあるに決まってますし『審判に抗議できない』というのもストライクとボールの判別なんて、ビデオ判定でもはっきりしません。ましてやいちいちビデオ判定してると、試合時間が無駄に押して、後続番組が打ち切られたり時間をずらして放送なんて事になると、録画ミスして大問題です。

P子「追っかけ録画の機種を買いなさいよ」

 A審判がストライクと判定する場所が、B審判ではボールと判定される。また、同じA審判であっても、同じコースをストライクと言ったり、ボールと言ったりするのは誤審ではなく誤差です。そういう状況で、投手は『審判に抗議できない』代わりに、苦笑いしたり土下座ポーズを取ったりしますが、その行為を『審判への侮辱行為だ』なんて完全に被害妄想でしょう。

 にやけた笑顔で女子社員に『おはよう』って声をかけているレベルでしょう。

P子「若干、ハラスメント気味だけどね」

 審判を擁護する声も聞かれます(審判は大変、きちんとしてても褒められないなど)システムエンジニアなんて、システムが動いても褒められませんし、止まろうもんなら鬼の首を取ったように無茶苦茶叱られます。

 ≪参考資料≫
 https://www.dailyshincho.jp/article/2022/04291700/?all=1
  炎上の白井一行球審はキレやすことで有名だった
   ......野村克也監督は「お前らの誤審で、俺がクビになる!」と激高
  2022年04月29日

2.ロボット審判反対論...論理が成立してません

 まずは、下記の記事を読んでみてください。

 ≪参考資料≫
 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/04/30/kiji/20220430s00001173074000c.html
  "朗希騒動"機に考える「ロボット審判」賛否
   「ストライクゾーン安定」「機械のための規則改正は滑稽」
  [ 2022年4月30日 06:10 ]

 もちろん、私は賛成派です。

P子「野球に興味あった?」

 有りません。というか、外野の広さの規定がないとか信じられません。ホームラン何本とか比較検討できないでしょう。でも、ロボット判定とか機械判定には興味があります。テニスの場合、線審を自動判定する『ホークアイ技術』が進化してきています。これにより、チャレンジ制度(選手が審判の判定に異議を唱えることができる制度)というのが取り入れられました。

P子「機械が高価なので、どこにでもって訳にはいかないわね」

 さらに、前回の全豪オープンでは、すべての線審を自動判定にしたため、チャレンジ制度すら廃止されました。

P子「チャレンジしたって、自動判定の結果をもう一度見るだけだもんね」

 話を戻します。

 反対意見を見てみましょう。

 公認野球規則にはストライクゾーンの高低について「打者の肩の上部とユニホームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを下限とする」とある。審判員は実際にはこれよりゾーンを狭く設定して投打のバランスを保っている。

 要するに、審判は公認野球規則を守らず、自分の判断で『勝手に』ストライクゾーンを規定して試合を面白く組み立てている...と読み取れます。

 ロッテ・佐々木朗が打者の胸の高さに投げ込んだ160キロ直球が「ストライク」。続いて投じた落差の大きなフォークは打者の膝頭の高さを通過してワンバウンドするも「ストライク」。規則に忠実なゾーンでジャッジすれば、佐々木朗に対応できる打者はいないだろう。

 え?公認野球規則に則ると、打者は打てないから、試合を面白くするためにストライクゾーンを狭めている...と。それは優秀な投手なら、平凡な投手より、さらにストライクゾーンを狭める必要があると。

 導入するならばストライクゾーンを狭める規則改正が必須だが、人がプレーする野球において「ロボット」のための規則改正は滑稽ではないだろうか。

 はあ?すでに審判が『自分勝手に狭めている』ストライクゾーンに規約を合わせる事が『「ロボット」のための規則改正は滑稽』という結論が、意味不明です。

 NPBがロボット審判を導入すれば、長い年月と予算をかけて育んできた球審技術と育成ノウハウは失われてしまう。これは日本全体の審判技術の低下につながる。

 今回は、長い年月と予算をかけて育んできた『昭和の審判』が問題を起こしているのであって、すべてをロボット化、自動化は出来ないわけで、そういう時代の流れを考慮した『令和の審判』をきちんと育てていく必要性を感じています。

 逆に言えば、審判が実際に行っているストライクゾーンの判定基準を、審判部内で統一したうえで、公認野球規則を変更し、そのうえで、自動化(ロボット判定)の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

P子「この際、球場の広さやフェンスの高さも規程すればいいのにね」

ほな、さいなら

追加:2022/5/5

 審判に権限を与えすぎているんじゃないかと思います。プロ野球の場合は控えの審判がいるそうなので、監督が審判の交代を要請できるとか(3回要請されると、出場停止とか)高校野球の場合は、塁審と交代要請できるとか...

≪参考資料≫
  https://www.dailyshincho.jp/article/2022/05050804/
  白井球審よりひどい...「私に逆らうからストライクもボールになるんだ」と言い放った高校野球の審判
  2022年05月05日

======= <<注釈>>=======

※1 P子「ラズパイ無双、やっぱり3回で終了ね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。

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