萌える.NET Framework 4.0
普段は過去に開発していたシステムのメンテに追われて、なかなか新しいものに接する機会がなくなってきたが、.NET Framework 4.0 Visual Studio 2010を自分のPCにインストールしてみた。
ソフトのバージョンアップなんて、けっこう見かけだけ変わって、動かしてみると重くなっている、なんてことが多いのだが、Visual Studio 2010には期待するものがあった。チャートコントロールというグラフを描画するコンポーネントが、標準機能として入っているからだ。以前は、サードパーティ製のものを使っていたが、バージョンアップが面倒なこと、サンプルコードなどの情報が少ないので、不自由していた。また、開発環境でやっと動いても本番リリースしたら動かないで悩んだこともあった。てなわけで、チャートコントロールが標準機能化したのはありがたいものだ。
Visual Studio 2010の長～いインストールが終わり、さっそくWebサイト、言語C#でプロジェクトを作成する。左側のツールバーにチャートコントロールがあるかどうか、しげしげ見る。「チャートコントロール見っけ！」そして、画面上にドラッグしてみる。確かにグラフの絵が描いてあるぞ。
そして、使えそうなサンプルコードを探してコーディングしてみる。なんか、ほとんどのサンプルコードってWindowsフォームだなあ。私はイントラネットが好きなので、Webで動くコードに書き換えた。とりあえずのものは出てきたぞ。でも、グラフの格子線が縦軸、横軸と同じ黒なんで、なんかダサい。
あまり私は体裁なんて気にしない方ではあるが、どうも学生の実験の習慣で、グラフというものは水色の格子線が入った方眼紙に書くものだという意識が染みついている。格子線を水色に変える場合はどうするのだろう？
MSDNライブラリでChartのクラスを調べたが、それがさっぱり分からん。グラフのどの部分のパラメータのプロパティなんだろう。わけも分からずコードを書いてみたが、なかなか格子線の色なんて変わってくれない。しかたなく「MS チャート 格子線」なんてキーワードでググってみても、全然コードサンプルなんて出てこない。
どうにか探したコードサンプルをヒントに、格子線を水色に設定できた。やっぱ、格子線が水色だとグラフらしくていいねえ……快感！ これって一種の格子線萌え？