ITエンジニアとして時流に乗って高年収を掴み取り、勝ち逃げ人生謳歌に特化した戦略コラム

人生はRPGなのだから、生まれ持って備わっている自分のパラメータは把握しよう

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カセットを差し込みスイッチを入れると、壮大なファンファーレと共に一気にその世界に吸い込まれていく。自分の名前を打ち込み終わると、母親に起こされて、強制的に王様のところまで連れて行かれ、物語がはじまる。王様からは、お前の父親は偉大だったと告げられ、限りなく戦闘能力の低い剣とはしたガネを掴まされ、世界の救世主への扱いとは思えないほど雑に見送られたあと、いよいよ待ちに待った大冒険がはじまります。

ぼくが子供の頃、ハマりにハマったドラクエ3のオープニングのワンシーンです。王様の長い話が終わったあと、生まれ持って備わっている自分のパラメータを確認するのですが、ぼくはこの瞬間がとても好きで、少しでも「ちから」が強かったり、「MP」が多かったりしないものかと、勇者に割り当てられたパラメータの確認に胸を踊らせていました。

そのあと酒場に行って、戦士やら魔法使いや僧侶などの仲間を見つけるわけですが、みんなそれぞれ特徴的なパラメータを持っています。そんな仲間たちを集めてパーティを構成するわけですが、これが何よりも楽しくて、冒険に出かける前からワクワクしたものです。

実生活でもパラメータに溢れている

随分と前置きが長くなりましたが、実生活においてもそれぞれにパラメータがあります。しかしゲームと違いパラメータの種類も、その数値化も明確ではなくてあやふやです。もしこれを少しでも明確化することが出来れば、もう少し人生を楽しくラクに過ごすことが出来るのではないかと思っています。

例えば、新しい発想を次々生み出す能力は高いが、物事をコツコツこなす能力は低い人もいます。業務をコツコツと遂行する能力は高いが、人前で説明するのが苦手な人もいます。大勢の人前で話す能力は高いが、計画を立てるのが苦手な人もいます。

このように、人には向き不向きがあります。ドラクエの例でも、魔法使いに剣を装備させてもイマイチ能力は発揮出来ないし、武道家に、他の仲間の体力回復は期待できません。ゲームの世界では役割が明確になっているし、プレーヤーもその事実を把握しており、またパラメータが数値化出来ているので一目瞭然です。したがって、ゲーム内ではそんなことで悩むことすらありません。

しかし実生活においては、パラメータが明確化されていません。また数値化もされていないので、自分が不得手ことをやって悩む結果に陥りやすいと思うのです。ようするに多くの人は、「自分自身が何が得意で何が不得意なのかを把握していない」と言いたいのです。自分自身が持って生まれたパラメータを自分自身が把握していないから、不得意なことに時間をかけてしまったり、不得手な分野で他人と比較して落ち込むのです。魔法使いならば剣を振るうのではなくて、魔法に専念すべきです。剣が下手くそだからといって悩む必要はありません。それは実生活でも同じです。

実生活でのパラメータを知る方法

そろそろ本題に入ります。実生活における自分自身のパラメータを科学的に知るのは難しいのですが、統計的なアプローチならば知ることができます。例えば算命学や四柱推命や紫微斗数などの東洋占術から把握することは可能です。占いと片付けてしまうと、精神世界やスピリチュアルな感じもしますが、これらは統計学として数千年前から残されています。

最近ではデータサイエンティストがもてはやされていますが、統計学の歴史は古く、一説によると紀元前からローマや中国では人口調査がなされていたようです。

科学的な証明よりも実生活で役立つ統計学

腑に落ちるという意味では、科学的証明の方が価値があると思いますが、実生活においては統計学の方がはるかに役立ちます例えば、気温が1度上がるごとに、ビールの販売数量が80万本増えます(大瓶換算)。これを科学的に証明するのは難しいですが、統計的には答えが出てるので、マーケティングにもガンガン活用されています。

統計学的に、おむつ売り場の隣にビールを置いておけばビールの売上が上がるのは有名な話ですが、科学的に証明出来ているわけではありません。

おむつとビール (アイティメディアさんより引用)

他にも、「タバコをたくさん吸えば肺がんになりやすい」と言われていますが、科学的には証明されていません。なぜならば、たくさん吸っても肺がんにならない人もいるし、吸わなくても肺がんになる人もいます。そんなもの証明なんて出来ません。しかし、統計学ではタバコを吸う量と肺がんになる確率は正の相関関係にあります。そう考えると、東洋占術は統計学に基づいているので実生活に役立てると思うのです。

自分のパラメータの調べ方

統計学的には、自分の生年月日さえわかれば自分に割り当てられたパラメータがある程度見えてきます。例えば四柱推命の場合、大きく10種類のパターンに分けられます。いわゆる、陰陽五行の10パターンです。ぼくは占術士ではないので、詳細な分析までは出来ませんが、簡単に列挙すると、「自身のパワーを武器に戦う属性」「新しいアイデアや表現力を武器に戦う属性」「社交性を武器に戦う属性」「行動力や管理力を武器に戦う属性」「知識を武器に戦う属性」と5種類あり、それぞれに陰陽の2種類があるわけです。なにが良くて何が悪いといったものではありません。それぞれの属性に、相対的な得意分野と不得意な分野が存在しているのです。

例えばぼくの場合、「知識を武器に戦う属性」なので、生まれつき物事の本質を知ることに長け、それを人に伝えるのが得意な傾向にあるわけです。戦略を練ったり、駆け引き上手な属性です。反対に、同じことをコツコツとやるのは大の苦手だったりするわけです。そういった傾向が明確になると、苦手なことは人に任せて、得意なことだけ頑張るといった選択が可能になります。

同僚との相性も調べることができる

これらの属性はそれぞれに相関関係があります。つまり相性みたいなものです。恋愛のパートナー鑑定にも活用されているくらいですから、同僚との相性にだって使えます。現にぼくは、自部門への新入社員の配属は、ある程度、履歴書に書いてある生年月日を参考にしています。というのも、小一時間の面接や面談をしたところで、その子の真の能力なんて見抜けないからです。もちろん学歴もあまり見ません。キャリア採用ならばスキルマッチが必要ですが、人事フィルタを通過した新卒の子なんて、どの子も一緒です。それならいっそ統計学的に相性が良い子を選んだほうが効率が良いと判断しているのです。ちなみに、ぼく個人との相性ではなくて、配属予定のチームとの相性をみます。コントロール出来る範囲で、チーム内に同じ属性が偏らない様に意識しているのです。

まずは、自分がどんなパラメータを持っているのかを知り、また同僚がどんな属性なのかを把握しておくことで、組織内におけるイニシアティブをとる事もできます。知識は有効に活用できてこそ、初めて存在価値が生まれるわけです。

いよいよITとはかけ離れてきましたが、たまにはいつもとは違う視点で自分自身を見つめてみるのも面白いかもしれませんよ。外に出られないこんな時だからこそ、家にこもって自分探しの冒険にでるのも、一つの社会貢献だと思います。今年のGWは長くなりそうです。興味を持った方は、自分自身やご家族に隠された能力を探してみて下さい。

統計学で分かる!自分のパラメータを調べる方法

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