「気をつけよう」だけでは、もう守れない。
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最近、そのことを強く感じています。
ルールもある。
教育もある。
技術もある。
それでも、インシデントは起きる。
現場では、人は疲れ、焦り、時間に追われ、圧力の中で判断しています。
人は、理解した通りには動かない。
私は、そこに現代のサイバーセキュリティの難しさがあると思っています。
AIによって、攻撃も、情報量も、スピードも増えました。私たちは以前よりも、ずっと「反射」で判断させられやすい環境の中にいます。
だから私は、「もっと気をつけよう」ではなく、
どうすれば、
人が壊れず、
立ち止まり、
相談でき、
回復できるのか。
そこを考え続けています。
その試みの一つが、私が考えている「デジタル避難訓練」です。
知識を増やすだけではなく、安全に失敗できる場所をつくること。反射ではなく、"間"を取り戻すこと。そして、人を責めるのではなく、人を支え、育てるセキュリティへ少しずつ変えていくこと。
最近、本を出しました。
でも、本を書くこと自体が目的ではありません。
本当にやりたいのは、「実装」です。
今は、初めてのワークショップに向けて準備しています。
正直、不安もあります。でも、TEDx、学会、研究、現場で話してきたことを、今度は実際に社会の中で動かし始めたいと思っています。
Human-Centered Cybersecurity(HCC)は、まだ小さな考え方です。
だからこそ、同じ違和感を持つ人たち、一緒に実装していける仲間に、少しずつ出会えたら嬉しいと思っています。
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