言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

それ、本当にIT嫌いなの?

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新しいコラムニストさんが書いたコラムのタイトルを見てふと思いました。多分、私が VBA を嫌いなくらいにはITを嫌っていないように見えます。好き嫌いは基本的に足し算、引き算です。これは男女関係についても同様です。好きか嫌いの二者一択ではなく、好きと嫌いでそれぞれステータスがあって、好きから嫌いの数値を引いた値がプラスなら「好き」、マイナスなら「嫌い」です。なので、IT好きでもトラウマがたくさん抱え込んで「嫌い」が上回れば、IT嫌いになります。

あと、付随する要素で大きなマイナスがあると嫌になるというケースがあります。ITは好きだけど、PMが極めてクズだったりするとITが嫌いになります。私の VBA 嫌いもこのケースに当てはまります。VBA 自体はどうでもいいのですが、周りにクズな VBA を書く人が多く、多大な迷惑を被ってきました。なのでマイナス要素が増えて、VBA が「嫌い」になりました。なので、私が VBA をDisるのを聞いて「けしからん!」と怒るなら反省してください。その原因はあなたです。

身勝手な理屈かと思いますが、自分が強くあるためにこういう考え方も必要です。日本では「責任は自分にある」という筋で話をした方が好感を得やすいです。だからバカが増長します。多少のダメージとブーメランを覚悟したうえで、クズだと思ったものをクズという勇気は必要かと思います。人を上手く Dis る方法を知らないと、自分の考え方なんて確立できません。学校でやっていた「ともだち百人できるかな♪」じゃないです。いかにして百人をたたみ込むかです。

ため込んだ「嫌い」をこじらせると「憎しみ」になります。「憎しみ」になると自分で制御できません。なので、自分が嫌いなものは「嫌い」だということを認めてあげましょう。そうすることで、こじらせるリスクを回避できます。なので、いい子を演じる人の方が危険だと考えています。Dis られたなら上手く Dis り返しましょう。共感はできなくても、理解はできる可能性が十分あります。お互いの嫌いを理解して最適な距離を保てるのが大人です。相手を理解するために、上手く Dis りましょう。

そんなことで、「嫌い」を明言できるのは一つのアドバンテージです。自分が認識した「嫌い」にアプローチできるからです。自分のアプローチすべき課題の見えない人は、いつまでも成長できません。庸晃さんのコラムを読むと、ちゃんと嫌いな理由も分析できています。コラムを書いていると、自分を客観的に考える訓練ができます。弱点の克服に非常に良いアプローチになります。きっと、コラムを書くことが何かの成長に繋がると思います。今後のご活躍を祈ります。

以上、エンジニアライフ名物の新人コラムニストへのちょっかいでした。

Comment(4)

コメント

たーじん

このコラム、共感しまくりです。


「クズだと思ったものをクズという勇気は必要かと思います。」
⇒目の前にあるクズをクズと言ったら、「後ろ向きだ」とか突っ込まれてます。
 私は「問題から目をそらすな」と言い返し、いつも激論になります。


「お互いの嫌いを理解して最適な距離を保てるのが大人です。相手を理解するために、上手く Dis りましょう。」
⇒これもムッチャ共感できます。
 しかし、私がうまくDisり、相手とも最適な距離を保っても相手が踏み込んでくるので困ったこともありました。(汗)
 離れるか返り討ちにするか、、、返り討ちにしますが。。。

Horus

> たーじん さん
確かに、仲良しでやってた方が平和には過ごせるかもしれませんが、欠点を指摘されないので成長の機会をことごとく逃すんですよね......。エライと言われる人に多い傾向です。

庸晃

庸晃です。
話題にあげてくださったこと、驚きました。ありがとうございます。
コラムニストの先輩方からのアドバイス、励みさせていただきます。

これからよろしくお願いします。

Horus

> 庸晃 さん
情報を発信し続けると、いろいろ考えることがあります。
どうも、この考えるという行為が成長のきっかけになることが多いようです。


とにかく、書き続けてみてください。きっと得るものがあるはずです。

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