高校生のキャリアを斬る
怨念に満ちた学生時代を過ごした私の心の隙間に、Kyonさんのコラムが不意打ちのように刺さったので、衝動に任せて書きなぐってみました。
まず、私の高校時代の反省です。私の高校時代の最大の失敗は、真面目に校則を守ってバイトをしていなかったことです。真面目に部活を頑張りましたが、思い返すと、アレは将来のキャリアに何も結びつかないエネルギーの無駄でした。今の高校生にアドバイスを送るとしたら、高校に入ったら部活をやらずにバイトしろということです。
とにかく、金の無い青春は寂しいです。彼女欲しくても、お茶するお金も無ければ引け目を感じて声をかけられないです。好きな娘への最後の一押しは金で決まります。デートで上野に行ったとしても、お金が無ければ博物館や美術館には入れません。延々と不忍の池を何周も歩くことになります。飲み物は、家で凍らせてきた泡立った麦茶です。そんなデートで喜ぶ女子高生は今時いません。金が無ければ恋愛も成り立たないのが辛い現実です。金だけで異性は寄ってきませんが、お金が無いと自己アピールすらままなりません。青春は残酷です。
部活をやる人は負け組です。なぜなら、機会損失が非常に大きいからです。朝練、居残りの練習は強制、しかも帰ったら疲れて勉強もしんどいです。無駄に無茶をさせるので、勉強にキャッチアップするのにも労力が倍かかります。だったら、みんなが部活で疲弊している隙に、楽々マイペースで勉強するだけでも、勉学において大きなアドバンテージになります。部活やっている人は、どうせ社会人になったらやめます。継続できないようなやり方でスポーツに打ち込んでも、大して得るものはありません。部活は青春の無駄遣いです。
高校という閉鎖空間でグダグダやるより、バイトでもして広い世界を見る方が将来のためになります。体を鍛えたければジムにいくといいです。ちゃんとした理論も教えてくれます。何かに打ち込みたいなら、プロに習う方が充実します。あと、プロと接点を持つことで将来のビジョンが想像できるようになります。学校の閉鎖空間にこもっていては、世の中の仕事がどう回っているか、知見を得ることができません。
高校生は働こう。そして、稼いだお金にものをいわせて遊んでおくべきです。大人は、清く正しくときれいごとばかり押し付けずに、節度をもって楽しむための手段を教えるべきです。高校生の内に、楽しむための教養をちゃんと叩き込んでおきましょう。単に集まって「ウェーイ」で楽しいのは二十代中盤までです。二十代後半になると周りに既婚者の方が多くなって、「ウェーイ」に哀愁が漂いだします。そうならないためにも、学生の内から人生を楽しむための手段を揃えておくべきです。楽しむ手段を揃えるのも立派なキャリアです。
コメント
たいき
非常に共感しました。
ちけんち
「バイトでお金はあるが部活はやっていない」 vs 「お金はないが部活を頑張っている」
さて、モテるのはどっちだ!?!?
Horus
部活で得た彼女は、高校を卒業したあとに会話するネタが尽きやすく、相手に幻滅されやすいです。