前やってたプロジェクトで猛暑でのオリンピック開催と同じ誤魔化し方してたのを思い出した
今年の夏は暑いです。最高気温を更新しすぎて、不本意ながら32度で涼しいと感じてしまいました。気温が体温を超えると、扇子であおいでも涼しく思えないし、風が吹いてきても熱風に感じます。「エアコンは甘え。わしらのわかいころは」と言っているおじいさんが、夜中にエアコンをつけずに熱中症で死亡という話も聞きました。
どう考えてもこれはスポーツができる気温ではありません。猛暑のため中止になるイベントもちらほろ見かけました。2020年、東京でオリンピックを開くらしいが、この気温でスポーツの祭典など狂気の沙汰でしかないです。そんな状況でお上の出したコメントは「日本人に有利になるかもしれない」。対策として打ち出されたのは「打ち水」。チンパンジーレベルの発想ですね。
このコメントや対策を批判する人は多いと思います。ただ、意外と他人事ではありません。以前たずさわったプロジェクトで似たような状況を何度か目にしています。お客さんや権力のある人がチンパンジーレベルの発言をしたとして、附和雷同するタイプの人が多いと、チンパンジーレベルの発言が真実としてまかり通ってしまいます。
物事の正しさを「誰々が言ったから」とか「どれだけの人数が正しいと言っていたか」を基準にする人は、どこの組織でも一定数います。組織を構成するときに、こういうタイプの人を意図的に優遇していくと、権力のある人の発言がノーチェックで通ってしまうようになります。オリンピックに関係する人達や、某チンパンジーレベルのプロジェクトも同様だと思います。
オリンピックのチンパンジーレベルの発想も、周りを見渡せば意外と一般的です。もしかしたら、どこかの界隈で自分もチンパンジーレベルな発言をしているかもしれません。チンパンジーから人間に発想を昇格させるなら、必要なのは批判ではなく情報の確認ではないでしょうか。人を批判するまえに、情報の確認を心がけていきたいものです。