Youたちのリクエストに応えるための無料教材
この記事の公開前日(12月7日)は、通訳案内士2次面接試験が行われました。英語については今回からTOEICスコアで1次筆記試験が免除になるので、受験者が大幅に増加しました。
筆者は昨年並みの合格率と考え、上記の記事で英語の1次試験合格者は1,580名と計算しました。
- 通訳案内士受験情報(2014.11.13)<第1次試験合格速報!>(ハロー通訳アカデミー メルマガ)
しかし、実際には1,978名の方が合格され、合格率は33.9%に上ったということです。中小企業診断士の仲間内でも、分かっているだけで3名がTOEICスコアによる1次英文試験を免除されているので、やはりこの措置は受験者を増やす効果が大きかったようです。
■Youのリクエストに応えたい
テレビ東京系で「Youは何しに日本へ?」という番組をやっています。この番組でいうYouとは日本にいる外国人のことで、Youたちに日本にやってきた、あるいは住んでいる理由を尋ねています。筆者はあまりテレビを見ませんが、外国人の目線から見た日本を扱う企画が好きなので、この番組は最近よく見ています。
Youたちの目には色々なことが新鮮に映るので、思いもかけないことが聞かれたりします。英語で答える以前に、そもそも日本語で答えられないような質問が少なくないので、まずは知識の補強が必要です。その上で、語彙(ごい)や表現力を磨くことになります。
■名著「日本的事象英文説明300選」を無料で利用する
そうした場合に役立つのが、通訳案内士を志す人に必携の書籍「日本的事象英文説明300選」です。Amazonではプレミアがついて、中古本がびっくりするような値段で売られていますが、モバイルアプリで無料で利用できます。使うのは、本コラムでおなじみのFlashcards Deluxeです。
ダウンロードの手順は、以下の通りです。
- デッキ一覧画面で右上の「+」をタップ
- メニューの「Shared Library」をタップ
- メニューの「Search」をタップ
- 検索条件に「ハロー」を指定して検索
- 検索結果一覧から「(ハロー)日本的事象英文説明300選(301)」を選択
- 「Download」をタップ
音声トラックが必要なければ、ステップ6で「Download TTS」のチェックを外します(重要!)。音声トラックのダウンロードには時間がかかりますし、データ量も多くなるので、ダウンロードする場合はWi-Fi環境で操作することをお勧めします。
さて、「ハロー」で検索すると、たくさんのデッキがShared Libraryに登録されていることが分かります。長年に渡って非常に多くの通訳案内士を輩出してきたハロー通訳アカデミーの教材が、無料で公開されているのです。
前述のように、知らないことは説明のしようがありません。業務上のお付き合いも含め、Youと接する機会がある方は、Flashcards Deluxeでこれらのデッキを使って知識を増やしてみてください。通訳案内士試験対策の教材は、日本について学ぶのに最適です。語学に関する唯一の国家資格と言われることもありますが、通訳案内士は「日本に関する専門家」だからです。