会社組織の構成を読み解く - フレームワーク
先日、トスマシーンを購入しました。ネット通販で1万円くらいでしたが、とても楽しめます。体を動かすと頭も動くようになるらしいので、PCばかりに向かうのではなく、たまにはバットを振るのもいいですよ。もう1台欲しいと企んでいます(笑)。
今回は「フレームワーク」についてですが、皆さんはフレームワークと聞いて何を想像しますか?
ソフトウェア開発者であればspringやRuby on Railsなどが浮かびやすいですかね。
これらのアプリケーションフレームワークを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回は「枠組み、下部構造」といった和訳に近い意味合いで使います。
アプリケーションフレームワークと同様に、フレームワークを活用することで、会社を効率的な組織とすることができます。
「効率的な組織とすることができます」というと、語弊があるかもしれません。むしろ、活用できていないと、非効率的どころかバグをたくさん抱えた組織になる可能性が大です。
会社をアプリケーションに見立てた時に、フレームワークの位置付けにあるもの……。
他にもいろいろあるのですが……まずは「社内規定」です。
社内規定類には、会社のあり方から職務権限、社員のあり方や罰則規定まで含まれます。会社は基本的に社内規定で定めた内容から逸脱した行動は取れません。規定でがんじがらめというのもマズイのですが、社内規程が形骸化していたり、そもそもなかったりする場合もけっこう多いです。
社内規定が明文化されていない組織では何が起こるのかというと、
- 意思決定者が不明確なため、報告連絡相談が滞り、大事な決定が遅れる
- 気分で物事を決定する権力者が生まれる
- 不正や犯罪をチェックする機構がほぼない
- 会社の進むべき方向と社員がやっていることがチグハグ
該当している方は、まずフレームワークの見直しから行ってみてはどうでしょうか。
特に就業規則の改定は、従業員代表と協議の上で変えなければならないので、うまく立ち回れば会社リファクタリングのまず一手として、比較的着手しやすく効果の大きいやり方と言えます。
「設定より規約」なんて言いますが、全部が全部、上の人がいろいろ設定するのではなく、ある程度の規約や振る舞い定義がある中で、各自がそれぞれの動作を実装していくことが、オブジェクト指向的でいいのではないでしょうか。
次回は、もう少し社内規定類の詳細な部分を見ていきます。