(株)永和システムマネジメント コンサルティングセンターが、システム開発に関わる人をイキイキさせる情報をお届けします。

現場発、カイゼンレポート(1)

»

 こんにちは。羽根田と申します。

 今回から「現場発、カイゼンレポート」と題し、お客様が現場カイゼンできるよう、我々がどのようなことを行っているかを、事例を交えながら紹介する連載を始めます。

 今回は初回ということもあり、我々が持っている「現場カイゼン導入メソッド」の中身をご紹介します。

 我々は、お客様の組織・チームにカイゼンを導入していくにあたって、まず、準備フェイズで導入方針(目的、目標、戦略、手段)を作り上げます。「現場カイゼン導入メソッド」とは、その方針を策定する為の要素をまとめたものになります。その要素は、以下の3点に集約されます。

 (1)発案者
 →推進部、トップダウン、ボトムアップ

 (2)導入手段
 →セミナー中心、フォローアップ中心、パイロットプロジェクト中心

 (3)現場特性
 →会社風土(共通の価値観)、事業特性、生立ち、等

 これらを調べることで、導入先が変化(カイゼンの導入)に対してどのような反応を示しやすいかを事前に想定することができ、その反応に対する方針を策定するためのインプットとなります。

 例えば、発案者の要素からは次のように読み取れます。

 現場カイゼンを導入する上で重要になるのは、導入先の動機付けになります。発案者が誰かによって特徴があります。ボトムアップである場合は、実際に手を動かす人達は動機付けされているため、うまく上層部の方の嬉しさとリンクさせる必要があります。

 トップダウンの場合は、逆に上層部の方が嬉しさは理解しているため、その嬉しさをいかに現場の人達の身近な嬉しさと繋げるかが必要になります。推進部の場合は、第三視点から導入先の課題・嬉しさを見つけることができ、現実のしがらみにとらわれずに推進することが可能です。

 これ以外にも、導入手段、現場特性からも読み取れることはでき、次回以降にでもご説明できればと思います。

 現場カイゼンとは、お客様が主導となり、我々はその活動を推進するために、戦略や手段を企画提案・実施していきます。各要素から炙り出された状況に対して、我々は現場カイゼンを導入するためのお客様が現場改善を導入しやすいような道標を提供します。

 次回からは、各要素の組み合わせに対してどのような方針を立案し、実施したのかを事例を交えてご紹介していきます。「こういうことを聞きたい」というご要望がございましたら、 sales@esm.co.jp までフィードバックをお願いします。

 それでは、現場から羽根田がお届けしました。次回は、都内の現場から直接お届けします。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する