情報システム部門での経験から生まれた、格言、迷言集です。

【無くせ難癖】

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■原典:

 無くて七癖

■意味:

 原典とは無関係の単なる語呂合わせです。ストレートに、難癖をなくしましょうということです。

■解説:

 ささいな欠点を見つけて大げさにとがめる時に「難癖を付ける」といいます。

 システム開発において、お客さまの「ご要望」が、「難癖」に聞こえてしまう事があるのは、まだまだ修行不足ということでしょうか?

●用例:

 

古株部長

今市君。ツギノ機械様の、稼働監視システムで、現場端末に、iPadと、Xperiaと、Nexus の全てに対応して欲しいそうだ。

 

今市課長

現場では、各マシンの始業前点検に使うだけなので、簡単なWebシステムを考えていますので、まず問題ないと思っています。

 

古株部長

LANケーブルを引きずりながら、回るのか? あの工場では、無線LAN禁止なんだよ。

 

今市課長

え? 聞いていませんけど。

 

古株部長

ネイティブアプリで組んで、毎晩、事務所に持ち帰ったあとで、LAN接続というのが、要件なんだ。

 

今市課長

ところで、工場の無線LAN禁止というのは、なぜですか?

 

古株部長

無線だと、他人が勝手にLANに侵入してきて、セキュリティ的に危ないだろ?

 

今市課長

セキュリティ的な対応はきちんと行いますから、無線LANで行くように交渉願えませんか?

 

古株部長

そもそも、担当の人が、無線嫌いで有名らしいから、無駄だね。

 

軽井主任

「無くせ難癖」

 

古株部長

まあ、これくらいのご要望は、「日常茶碗蒸し」だよ。

 

軽井主任

それ、次回の分ですけど。

登場人物と相関図

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