きっかけは上司の一言でした
はじめまして。
こういった形でコラムを書かせていただくのは初めての体験で、ちょっと緊張しています。
プロフィールに簡単に記載をしていますが、大学卒業後、大手外資系IT企業(SE)→日系シンクタンク(SE)→コーチング専門会社→約2年のフリー生活を経て、現在は人材紹介の仕事に携わっています。
一見すると滅茶苦茶な経歴ですよね。
人材紹介をしているわたしがなぜ、このコラムを書こうと思ったのか?
ずっとわたしの中に残っている、かつての上司の言葉。
それが始まりでした。
■そんなこと、わたしに聞かれても……
数年前、未だわたしがSEをしていた時のこと。
上司と2人で会話をしていた時、こんなことを言われました。
「○○(同じ部署の同僚)さぁ、客先に行くの嫌いみたいんなんだよね。話すのが苦手らしんだけれど、どうしたらいいんだろう?」
みなさんだったら……どう答えます?
その時のわたしは、なんと答えてよいのか分からず、ただこう返すことしかできませんでした。
「そうなんですか……そんな風には見えないですけどね」
なぜ、上司がわたしにそんな質問をしたのかは分かりません。
そして、なぜ、わたしはその言葉をいまだに忘れずにいるのでしょう? わたしにも分かりません。
確かなことは、あの言葉がずっと、今でも、わたしの中に残っているということです。
■コミュニケーション能力は生まれつき?
世の中にはコミュニケーションが上手な人達がいます。
その一方で、コミュニケーションを苦手とする人達もいます。
これは先天的なもので、その人の性格なのだと、わたしは思っていました。
ところが、コーチングの勉強を始めて、それがわたしの勘違いであったことに気が付きました。
この数年間で、わたしのコミュニケーションの取り方、人との関わり方は大きく変わりました。
今は、人と出逢うことが、人と関わることが、人とコミュニケーションを取ることが、楽しくて仕方ありません(あまり信じてもらえないのですが、以前は人見知りをする傾向がありました)。
あの時の回答になるのかは分かりません。けれど、何かのヒントになるのではないかと考えています。
わたし自身の体験から、少しでもコミュニケーションの楽しさを感じ取ってもらえたら嬉しいです。