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第5回 GoogleとApple

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 Web系フリーエンジニアのあとむです。

 5回目のコラムではちょっと趣向を変えて業界動向を考えてみたいと思います。

 むしろ考える、というよりは主観的な1つの捉え方として読んでくださればと思います。

 ちなみに前回投稿から1カ月以上間が空いてしまいました^^;

 コラムを書くのは1月に1~2回の想定なので、今後ある程度、定期更新をしていこうと改めて思っています(初志貫徹!w)。

 ……と前回も似たような書き出しでした(爆)

 最低、月イチ更新していこうと改めて決意……。

■Google

 唐突ですが、わたしはGoogleが大好きです。

 なぜ好きかというと、Google App EngineやGoogle Codeをはじめ、開発者に門戸を広げて、スモールスタートビジネスを支援してくれているように感じるからです。

 また、いちユーザーとしても、Googleのサービスは法人向けは別として、開かれたネットの世界であればほぼすべてが無料で利用できることが、本当にありがたいことだと感じています。

■Apple

 一方、わたしはAppleがあまり好きではありません。

 そうはいっても、実はiPodもiPhoneも持っていなかったのですが、iPadを発売日の翌々日に購入したりしています。

 購入の理由は単にアプリに興味があり、偶然寄った近所の家電量販店でiPadの在庫があったからなのですが^^;(研究的な意味合い)

 使ってみて、いまだにアプリの面白さやUIの素晴らしさに感動を覚えるわけですが、開発がMac OS上で開発環境のライセンスを購入しないとアプリ開発ができないなど、Googleが開発するAndroidアプリよりハードルが高いのがネックです……。

 せっかく素晴らしいプラットフォームを開発しているのに、開発者がユーザーとして魅了されていても即座にお試し開発ができないというのは、プラットフォームとして致命傷だと思ってしまいます。

■ビジネスモデル

 個人的な直感であまり根拠はないかもしれませんが、今のAppleのやり方では、長い目で見たときに行き詰まるような気がします(Apple信者の方が多数いらっしゃるので、批判を浴びそうですが^^;)。

 やはりGoogleのように、素晴らしいプラットフォームをほぼ無償で提供し、より開発者の参入障壁を低くすることで、アプリ開発は想像より相当早いスピードで洗練されていくと思うのです。

 オープンソースの流れなのか、PC向けのWebサイトではサービス使用は基本無料が当然でしたが、最近のニュースを見る限り、広告収入だけでなく、エンドユーザーからの直接課金の流れに移行してきていると感じます。

 その意味ではiPhone/iPadアプリやAndroidアプリには可能性を感じます。利用者がアプリをインストールするために課金するというビジネスモデルは、無料一辺倒だった流れとは少し毛色が違うと思うからです。

 ただし、やはりこれらをさらに盛り上げるには、開発者の参入障壁をでき得る限り低くするというのが良いのではないでしょうか(iPhoneアプリはすでに盛り上がっているともいえますが、スマートフォン向けのアプリにはまだまだ伸び代があると思っています)。

■歴史は繰り返す?

 前述のような点を考えたとき、思い出すのはWindowsとMacのシェア争いです。

 MicrosoftよりAppleが先行していたパーソナルコンピュータ向けOS分野で、Windowsが圧倒的なスピードでMacを抜き去りました。

 その理由の1つだと思っていますが、WindowsはOSのAPIをできる限り開発者向けにオープンにして、自由にアプリを作れるようにした点です。

 これと同じことが、AndroidとiOS(iPhone OS)ですでに起きつつあります。アメリカではすでにAndroid搭載モバイルのシェアがiOSのシェアを抜いたとのニュースがありました。

 上記のような点から、開発者としては今後を見据え、Androidアプリを開発したいと考えています。また、ビジネスとしてもAndroidアプリの将来性に期待しています。

 反面、わたし自身、「現時点で」いちユーザーとしてはiPhone/iPadアプリを利用して楽しんでいますが^^;

 (さてさて、どうなることやら…)

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