Excel VBAの勉強会をやりました -自分でイベントを企画してみよう!
少し前のコラムで、「VBA は逝って欲しい」などとほざいていた人もいましたね。でもね、VBAはそんなプログラマーのためだけのものではないのです。
Excel VBAの勉強会を開催
先日、Excel VBA の初心者向けの「超入門」勉強会を開催しました。勉強会には8人のかたが来てくれました。そのかたたちはプログラマーを目指している若手ではありません。さまざまな業種で事務処理などでエクセル表を使っている人たちです。(参加していただいたかた、ありがとうございました!)
エクセル表の編集作業を手作業で繰り返しているのをなんとかしたい。そこでVBAを使ってみようと思ったのです。彼らはプログラマーになるつもりなんてありません。別のツールをインストールして汎用的なプログラミング言語を覚えるつもりはありません。やりたいのはエクセル表のセル内のデータを参照したり更新したりすることだけです。
そんな初心者でも、エクセルのVBAならとっつきやすいのです。敷居が低いのです。まずは少しプログラムが書けるようになってちょっとした表の編集ができることを目指しています。それ以上に本格的に習得したければしてもかまいませんし。エクセルVBAとはそんなものだと私は思っています。
まずは風呂ーチャートから?!
勉強会では、最初にフローチャートの説明をしました。私が風呂に入る手順を「風呂ーチャート」にした例を説明しました。そのあと、みんなにファミレスで食事をするときの工程のフローチャートを書いてもらいました。「食べ物を食べる or 飲み物を飲む」 の分岐、「食べ物がなくなるまで繰り返す」 のループ などが書ければいいのですが、人によって書き方がさまざまでした。初めて書くと難しいのかもしれませんね。
以前に同じことを子どもにもやってもらったのですが、そのときは私が書けなかった工程を思いついた子もいました。「いただきます」と言う。「ごちそうさまでした」と言う。この工程は想定外でした!
短時間で「超初心者」に教えるにはどうする?
コマンドの説明をするときには、ただ話を聞いているだけでは眠くなってしまいますから、穴埋め式のドリルに書き込んでいってもらいました。また、コードを書くときのために、使いそうな変数はあらかじめ定義して、実行させるボタンをシートに配置したテンプレートも用意しました。
今回は3時間の勉強会です。基本をじっくり説明して "Hello World" からやる時間はありません。3時間で「超初心者」をどこまでできるようにするか、考えて工夫する必要がありました。詳しいようすはこちら。
自分でイベントを企画するのはたいへんだけど楽しいな
ITエンジニアの人の中には、イベントで登壇したことのある人もたくさんいるでしょう。今回私がやったのは単独ライブです。自分ひとりで場所を取って企画しています。どんなやりかたにしたら参加者に満足してもらえるかを全部自分で考えました。これって結構たいへんです。途中にはさむおやじギャグも考えなくてはいけないし!
でもそれだけに楽しいと感じることができますし、終わったときには満足感が得られます。そして勉強にもなります。余力がある人は是非勉強会やセミナーを自分で企画してみるといいですよ。
あべっかんでした。
※10月28日にも横浜で「エクセルプログラミング超入門勉強会」を企画しています。興味のあるかたは是非お越しください。
コメント
スサノオ
>少し前のコラムで、「VBA は逝って欲しい」などとほざいていた人もいましたね
言いたいことは分かるけど、この書き方がとても不快でした・・・・
abekkan
>スサノオさん
ん? 「この書き方」というのは「逝って欲しい」のことでしょうか?
それとも「ほざいていた人も」という私の書き方でしょうか?