人工知能に負けるな! コロンブスで行こう!
「読者が犯人になる? そんなバカな?!」
「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!」という推理小説(※1)を見つけた。読者が犯人になるなんてそんなバカな?!と思ったものの、気が付いたらワンクリックしてダウンロードしていた。
■結末はコロンブスの卵
この小説、読者が犯人だなんて、いったいどんな展開なのだろう? と読み進めたがなかなか分からない。そして最後の最後でやっと分かった。な~んだ。そういうことか。
目からウロコの画期的なアイディア、というほどではない。ただ、思いつきそうでも言われてみないと思いつかない、まさにコロンブスの卵のような結末だった。
■ロボット化する社会
ところで先日、Anubis博士、じゃなかった、ホーキング博士が人工知能のリスクを警告した。人工知能が人類を上回るようになると人類が滅亡する、と。私は人類が滅亡するかどうかを語るつもりはない。でも、そこまでいかなくても、ITエンジニアが作った人工知能やロボットによってIT開発が可能になり、ITエンジニアの仕事が減る、ということは実際に起こるだろう。じゃあどうする?
■コロンブスならロボットに勝てる!?
ITエンジニアが職を確保するにはロボットができないことをするしかない。きっとロボットはコロンブスの卵を立てることはできないだろう。既成のパターンにない思考はできまい。少なくても当分の間は。
コロンブスの卵的な発想をするのは難しい。けれど人間にしかできないことをしなくては。ロボットに勝つために、そして人間としての充実感を得るために。ロボットのように黙々とコーディングしていてはダメだ。コロンブスの卵的発想ができるエンジニアを目指そう!
■私が殺りました!?
冒頭の小説を読み終えた。あっ、私が犯人だったんだ!。
すみません、私が殺りました。亀有公園前派出所に自首しに行きます。次回のコラムのタイトルは「刑務所なう」になるかもしれません。
abekkanでした。
※1:「ウルチモ・トルッコ」についてはこちらでもう少し説明しています。
コメント
仲澤@失業者
ロボット化というか、コンピューターの利用が促進することによって
あと10年で「消える職業」702業種というのがオックスフォードから発表されたそうですね。
幸いというか、この中に自身の現業(C++/Javaプログラマ)は入ってませんでしたが、
コンピューターは非ルーチン的作業もこなすことができるようになり、
一部の知的作業も既に代替されているそうです。
なるほど、そうなると、へッハー君(誰)あたりに、これ読んでねと推理小説を渡すと、
即座に「犯人はあなたです」と答えてくれて、
時間の節約になるわけですね。
素晴らしい。
abekkan
> 仲澤@失業者さん
コメントありがとうございます。
結局は、人類はコンピュータには全面敗北してしまうのでしょうか?
こわい、こわい!