しゃーないシステムを運用でカバーすることも必要?
「え~!こんなに並んでるぅ!」
GW中、朝早く来たつもりの映画館。すでに長い行列ができている。
■映画館の長い列
当日券を買うのに長い列に並んで待つのは分かる。チケットを予約した人の方も発券のための長い列ができている。チケットを予約したのだから発券のために並んで待つことはできればしたくない。高速道路のETCみたいに、専用のカードを持って空港や映画館に入った時点で自動的にチェックインするようにならないものだろうか。
そして上映時間が目前になると、「アナと雪の女王を見る人はこちらへどうぞ」と係員が、まだ並んでいてその映画のチケットを手にできない人を誘導する。システムでできないことを運用でカバーしている。
■しゃーない社内システム
何年か前に会社の出退勤システムが新しくなった。でもそのシステムからは部署内で必要(?)なデータを集めることができない。そのためシステムへの入力とは別に一部のデータはExcel表にも書き込んでいる。「しゃーない」社内システムを運用でカバーしている。
■頭の悪いカーナビ
私の車のカーナビは頭が悪い。例えば高速に乗らなくても変わらないような短い距離でもちょっと離れたインターチェンジを探して高速道路に乗りたがる。私はそんなルートを回避するために、一般道優先にしたり経由地を指定したりする。運用でカバーしている。
■運用でカバーすること
頭の悪いカーナビだから運転手が運用でカバーする。もし賢いカーナビだったら運転手はナビ任せにして頭は使わない。すると道を覚えない。
映画にしても、係員がテキパキと対応することに慣れているとシステム障害などの緊急事態が起きてもなんとかできるかもしれない。
運用でカバーすることによって利用者が頭を使って工夫している。全く手のかからない完全なシステムよりも、「運用でカバーする」という手間が少しは必要なシステムの方が実はいいのかもしれない。
それより、そんなバカなカーナビ買い替えろよっ、てか。
abekkanでした。