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校長や社長、お偉いさんとお友達になろう

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 「あっ、C夫君が校長になった!」

 4月。会社の入社式より数日遅れて、学校では新しい学年が始まった。私の子供たちが通う小学校では、ここ10年で校長が3回代わった。

■不審なA校長

 長男が小学校に通い始めたときに新しく校長になったのがA校長。背は低く痩せていて校長らしい貫禄はない。いつもスーツを着ているものの、白いシャツとラクダ色の腹巻の方が似合いそうだ。用務員さんと間違えた父兄も少なくないはずだ!

 この小学校では、父兄にメールでときどき不審者情報が送られてくる。

  「15時ころ南公園の近くで不審者が目撃されました。気を付けてください」とか。でも、A校長がいなくなってからこのメールは減った。それはなぜ?

 A校長が近所をパトロールしたおかげで不審者が減ったのか? それとも、近所をパトロールしてたA校長が不審者と間違えられて通報されていたからだったのか???

■ゴージャスB子校長

 次に赴任したのがB子校長。ファッションが派手。髪はお蝶夫人を思い出させるクルクルヘアー。洋服はいつもゴージャス。化粧の厚さは八代亜紀にも負けていない。テーマ曲は「ファッションモンスター」。(と私が勝手に決めた)

 家庭科室を廃止して校長の衣装室に改装する、という計画もあったとかなかったとか(^_^;)。

 もしかしたら、前任のA校長の地味さを打開すべく、ムリしてゴージャスにしていたのかもしれない。

■塚地C夫くん校長

 この4月にゴージャスB子校長が異動し、昨年までの副校長が校長に昇格した。この副校長は児童とヨーヨーなどで一緒に遊んだりするお友だちタイプだったという。うちの長女もときどき遊んでいて、「C夫くん」とくん付けで呼んでいた。

 にこにこしてやさしい口調で話すところは、ドランクドラゴンの塚地に似ている。校長としての威厳は感じられない(^_^;)。

 長女はC夫くんが校長になると知ったとき、

 「C夫くんに『校長昇進おめでとう』って言ってあげよう」

 「でも、『あまり調子に乗らないでよ』と付け加えておかなきゃ」

 新校長を手なづけているよ。やるなぁ(^^♪

■社長さんと「お友達」になると

 前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。

 釣りバカ日誌の主人公はハマちゃん。釣りで知り合ったスーさんは実は自分の会社の社長だった。ハマちゃんはスーさんを釣りの弟子にしたことで、会社での立場が安泰になった(かな?)。

 次は私の知人のM氏の話。私があるバーに行くといつもM氏がカウンターで飲んでいた。M氏は毎日その店に通っていたが、あるときから来なくなった。

 そのバーは約10店舗の系列店を持っている。M氏はそこの社長と親しくなり、社長のツテでとあるボーリング場の支配人に就任したのだった。ただの酔っ払い(?)から、支配人に大転身! 今では厚木のボーリング場をやりたい放題支配している。そしてその収入で毎日飲み歩いているという(あっ、それは以前と同じか……)。

■IT業界でも

 IT業界でも、クライアントのお偉いさんと「お友達」になると得することがある。説明をちゃんと聞いてもらえるし、失敗しても許してもらえるかもしれないし、新しい仕事をもらえるかもしれない。

 でも、本当に大切なのは目先の損得ではない。「お偉いさん」になった人は、それなりのモノを持っているはずだ。仕事のやり方、考え方、人との接し方、など。話しているだけでも勉強になることが多い。「ずる賢さ」しか取り柄がない人も中にはいるが、それはそれで参考にはなる。

 宴会の席で、仲間うちでかたまってないで、たまには一番偉い人にお酌をしに行ってみてはどうだろうか。

 長女と違って社長を「くん」付けで呼ぶ勇気がない、abekkanでした。 (^_^;)

 「新校長はドランク塚地くん」

 

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