彼女がいる率23%の時代に、Twitterでドラ娘の話題が盛り上がっているようなのでコラムで取り上げてみようと思ったが、露骨にネタっぽくなるのでどうしようか迷った挙句、自分への挑戦と思いネタの伏線を考えて拾いまくり、最終的にはエンジニアたちの煩悩を鎮めるようなコラムを書いてみようと挑戦してみた
■単に題名が長いコラムを書いてみたくなった
題名とはコラムの中身を簡潔にまとめた「見出し」だ。ちょっと考えてみた。では、簡素でない見出しをつけたらどうなるのだろう。しかも、ここはエンジニアライフだ。エンジニアっぽくきちんとコラムをまとめる必要がある。
そんなことで、自分に難題を課してみた。なんで「彼女がいる率23%の時代」なのは、吉政忠志さんのコラムの題名がセンセーショナルだったから。ドラ娘については、Twitterでコラムを書くと言ったので、有言実行を押し通すためにテーマに押し込んだ。
■Twitterで盛り上がってたドラ娘の話題
まず、ドラ娘についての説明をしておく。ドラ娘とは、ITの勉強会でLT(ライトンイング・トーク)をする時に、時間を計ってドラで知らせるための女性のことだ。ようはタイムキーバーみたいなものだ。どうやら、この役割の女性について、「いなくていいんじゃない?」というブログがどこかで書かれて話題になっていたようだ。
ちなみに私の知り合いに何人かドラ娘をやってる人がいる。その中の一人、Tさんにドラ娘をやった動機を聞いてみた。得られた返答は「忘れたでーす!」だ。そんな割に、ドラ娘デビューは某大学での記念シンポジウムだそうだ。これは誰にでもできるものではないと思った。
ドラ娘を「いなくていいんじゃない?」と主張していたブロガーの方と、下手なAKB48よりアイドルの資質にあふれたドラ娘さんと対談したらどうなるのだろう。ふと想像が膨らんだ。
■彼女がいる23%という確率
この23%の確率というのは、決して高い確率とは言えない。それだけ、人と人とが疎遠な時代ということだろうか。疎遠さというものが23%という具体的な数字で表現されているところにセンセーションを感じた。ちなみに私に彼女がいないからセンセーションを感じた訳ではない。
そんな人と人とが通じ合いにくい時代を打開するには、あえて価値観の違う者同士が近づいていく必要があるのではないだろうか。ただ、価値観の違う者同士で迎合しあうのではない。相手と自分の違いを認識した上で、相手の違いを受け入れる。そういう接点を見つけていくことだ。
ドラ娘を「いなくていいんじゃない?」と考える者と、実際にやっている者。こういう対局にいる人同士がうまく接点を見つけていけること。そこに人と人とが疎遠な時代を打開する鍵が潜んでいると思うのだ。
■人を好きでありたい
ちなみにドラ娘をやっていた何人かと話していて共通して思うこと。それは、彼女たちは人が好きということだ。彼女たちはドラという道具を通じてエンジニアたちと繋がることができる。ちなみに私も飛び入りでドラ男をやったことがある。なかなか楽しいものだ。
また、精一杯楽しむとはどういうことか。真摯に向き合うことで、そういうことを学ぶことができる。コスプレをしてみたり、ドラではなくパイを投げてみたり、彼女たちは楽しむために趣向を凝らしている。
そして、ただ楽しいだけではない。どんな話でも途中でぶった切れるキャラ。それがドラ娘に必要な要素だ。確かに、同じエンジニア同士ではこういう役割はなかなか難しい。時には、進行のために熱中するエンジニアのトークを笑顔でぶった切ることも必要になる。話を聞いたドラ娘さんは、それができる人と見込まれたのでドラ娘を頼まれたそうだ。
人と人とが疎遠な時代だからこそ、それぞれの特性を理解して、活かし合う必要があると思うのだ。ドラ娘にはドラ娘の役割がある。もし、私がLTを行う時は笑顔で迎えて欲しい。物足りないなら、チューでもOKだ。歓迎する。楽しい勉強会が増えれば技術の交流が活発になる。いろいろな人が集まれば幅がでる。IT業界の盛り上げ方もいろいろな方法があると思うのだ。
P.S.
ドラ娘のTさんの誕生日にシンギングボウルを送った。個人的にはドラよりこっちの方がいいと思う。エンジニアたちの荒れ狂う煩悩を鎮めてやるには、ドラよりこっちの方がいいと思うのだ。是非、活用して欲しい。
コメント
ardbeg32
シンギングボールというのを初めて知りました(^_^;)
日本で言う磬子のようなものでしょうか。
namekuji
>23%の確率というのは、決して高い確率とはいえない
高くないんですか?年々と下がってきているのでしょうか。
昔は何パーセントだったんでしょう?
ksiroi
なんでそんな楽器がスラっとチョイスできるのか不思議でならないw
福田(仮)
> namekujiさん
年々下がって23%みたいです。(↓出典)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1101/06/news049.html
1998年の新成人の交際相手がいる割合が50%ってことに衝撃…。
forseti
>> 単に題名が長いコラムを書いてみたくなった
題名の影響でサイト内に思わぬ影響があったみたいです。
「最近の記事」欄や「アクセスランキング」が表示おかしくなってるようです。
運営者も想定しない斬新な内容で楽しませてもらってます。
Birdhead
>私も飛び入りでドラ男をやったことがある
どうせならドラ息子で…